無敵の法則(50)

【悪口の影響】

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いたします。

さて、誰かが誰かの悪口を言うことがあります。

あなたはそれを信じますか?

もちろん、それを言う人が普段どのような人か、ということでも変わるでしょう。

いつも誰かの悪口を言っている人、世の中をナナメに見ている人、あなたと意見が合わない人が言っていても信じないかもしれません。

逆に、いつも誰の事も悪く言っていない人が、初めてあなたに誰かの悪口を言った場合には「よっぽどのことがあったのだろう」と思いますね。

ただ、どんな場合であっても「悪口」にはそれを言う人のストレスによるバイアスがかかっていると思います。

どうしても片側からだけのものの見方になってしまい、真実や事実が歪められることは避けられません。

それはそれで、その人にとってはそれが事実であり、その人の心が傷ついたことも本当です。

それ自体は信じる信じないということではなく、そのまま受け止めたほうが良いと思います。

そのまま受け止めないほうが良いのは、「悪口を言われた人」です。

歴史上、悪口を言われている人もけっこういます。多数決で言えば「悪人」に決定される人でも、すべてが悪ではないと思います。

誰かから悪口を聞いた時、

「こういうことをやったと聞いたけど、それはどうして?」

と聞くことが出来るのであれば、本人にぜひ聞いてみましょう。

私の経験からすると、ほとんどの場合は悪気がなかったり反省したり、あるいは気が付かなかったけれども悪いことをしてしまったと思うようなことばかりです。

たいていは、本人はその行動について「しょうがなかった」「ついああしてしまった」という感じで、実は悪口を言っていた人が先に何かやってしまっている場合もあります。

そういうこともありますので、できれば悪口を聞いて、そのままその本人をあなたも悪く思うのは避けたほうが良いと思います。

また、あなたが誰かのことを悪く思っている時に、それを色々な人に言いたくなる気持ちになることもあると思います。

そんなときも、できれば誰かにそれを言う前に解決しておいた方がいいと思います。

誰かに悪口を言うと、あなたが否定的な人物だと思われたり、いつも誰かの悪口を言う人だと思われたりしますので、あまり良い影響を人に与えないことになると思います。

また、

悪口ではなく、事実だよ。

ということもあるかもしれません。

あの人が塀に落書きしていた

ということを誰かに伝える時、それは悪口ではなく事実ですし、みんなに注意を喚起することになります。

しかし、できればみんなに伝える前に本人によく話をして、何かが起こりそうであれば未然に防ぐようにしていくことは良いと思います。

誰の悪口も言わず、誰の悪口も信用しない、そして更に悪口を言っている人の気持は受け止めてあげる。

それができればいいなあ、と思います。

 

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