無敵の法則(9)

【礼を尽くす】

「礼を尽くす」とは、相手を思いやる気持ちを表現したものです。

「礼を尽くす」ときには、身だしなみを整え、言葉遣いに気をつけ、立ち振舞いも丁寧にします。

これは、「相手の気分を壊さないようにする」ということもありますが、「気持ちよく過ごしていただきたい」という気持ちの表現でもあります。

相手の立場になって考えてみると、礼を尽くしてもらうと「自分を大切にしてもらっている」という気持ちがしてとても嬉しく感じます。

逆に、失礼な態度で応対されたり、丁寧さが無いと少し腹が立つこともあるかもしれません。

これは、

「自分のことを見てもらっていない」

「自分の存在を否定された」

と感じるところもあると思います。

もし、相手が身だしなみが不十分、言葉遣いも不十分、立ち振舞も不十分だった場合でも、あなたのことに気を遣い、あなたへの細かな配慮があり、あなたの気持ちを理解して行動してもらったときには、多少は気になるところがあるにせよ、腹が立つという事態にはならないでしょう。

例えば異国の地で言葉が通じないときでも、相手があなたのことを一生懸命理解しようとしている姿を見れば嬉しく思うはずです。

これは、あなたに対して肯定的な反応をしてもらっているからではないでしょうか。

こんな場合を考えてみましょう。

異国の地でも近所でもかまわないのですが、あなたがそこにいることを相手は知っている。

あなたが話しかければ相手は答えるがぶっきらぼう。

でも常に「はい」という返事が帰ってくる。

この場合、相手はあなたを否定しているわけでは無いので、少し腹は立つものの「許せる範囲」という場合が多い気がします。

もちろん、あなたの虫の居所が悪い場合には「ちょっと無愛想過ぎますね。」と言う場合もあるでしょうし、機嫌が良い場合でも、相手の人生が成功することを祈って愛想を良くするようにアドバイスをするかもしれません。

これが、ぶっきらぼうに「いいえ」「違います」という反応ですと、「もう2度と話をしたくない」という気持ちになってきませんか。

もし、あなたがお客様をもてなす立場にいるときには、身だしなみや言葉、態度に気をつけながら、常に相手が喜ぶことを考え、そして相手を否定しないことに気をつければきっと喜んでいただけることでしょう。

逆に、あなたがもてなされる立場の場合、もし相手が非礼な態度だったときには

「あなたを否定する態度」

が気になって腹が立つんだな、と理解できれば不愉快にならずにやり過ごすこともできるかもしれません。

大抵の場合、初めて会った人をわざわざ否定する人はいないので、もし相手の態度が良くない場合には、あなたではなく相手に問題があるわけで、あなたに問題があるわけではありませんよね。

仕事が多すぎてストレスになっていたり、家族の問題や借金問題などで心の余裕がなく頭の中が忙しい人は相手を思いやる余裕が無いので「礼を尽くす」という行為ができない、あるいは表面的には出来ていても不自然になる場合があります。

それなので、もしそのような態度を取られても少し客観的に受け取ることができればイライラせずにやり過ごすことができると思います。

こうして考えてみると、「礼を尽くす」ということのポイントは、

「相手を否定しないこと」

ということが言えるのでは無いでしょうか。

あなたが「礼を尽くす」というときには、表面的なことだけでなく「相手を否定しない」というポイントに気をつければ失礼に思われることが多少あったとしても気持ちは通じると思います。

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