無敵の法則(33)

【わかってほしい】

相手に「わかってほしい」と思うことはよくあることだと思います。

例えば、何か失敗をして指摘されたときに、

どうしてそれをやろうとしたのか
失敗して悲しい気持ち
次に成功したい気持ち

などを相手に伝えたい、わかってほしい、という感じです。

「わかってほしい」

というのは、他にも例えばうまくいっていない人にアドバイスするときに、

これをこうやるとうまくいく
これをやってはいけない

というような点について「わかってほしい」と思ったりします。

自分と相手の経験の違いや状況の違いがあるときに、相手に「わかってほしい」と思うことがあります。

それによって共通認識になれば、お互いに理解することができそうです。

理解し合えれば仲良くなれると思うのは当然だと思いますので、それを期待して「わかってほしい」と願うのではないでしょうか。

どちらかというと、「わかってほしい」というのは相手に対する要求です。

相手に考える行動をしてもらう必要がありますし、時間も必要です。また、場合によっては相手の考え方を変えてもらう必要もあるかもしれません。

実際は、あなたが「わかってほしい」と思っても、相手がそれを理解して納得いくのはけっこう大変なことだと思います。

落ち着いて話を聞いてもらったり、何度もそれについて話をしたりという必要もあると思います。

そのときに、相手にわかってもらえないストレス、嫌な気持ち、恐怖、不安などの感情も出てくるかもしれません。

相手にわかってもらいときに、それが将来への恐怖や不安になると理解しても、恐怖や不安を無くすことはなかなか難しいと思います。

また、「わかってもらえなくてもいいや」と思って気分を変える方法もありますが、それもまた難しいと思います。特に思いが強い場合には無理だと思います。

そして、相手を批判したり、誰かに話を聞いてもらいたいこともあるかもしれませんが、それもやめておいた方が無難です。誰か他の人の楽しい気持ちを奪ったり、あなたの評価を下げる原因につながることがあります。

そんなときに、「じゃあどうすればいいのか」については色々と方法もあると思いますが、とりあえずは

「自分を責めない」

という点にだけは気をつけていただければと思います。

自分を大事にする習慣は無敵だと思います。

 

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