無敵の法則(39)

【相手があなたを想像する】

今回は更に前回までの話の続きです。

まとめて書いても良かったのですが、数回に分けてみました。

さて、結果的に

「あなたのいないところ」

の話になっていますが続けます。

先生が生徒を怒ることってありますね。

また、上司が部下を怒ることがあります。

よくあることですが、

「先生や上司がいるとおとなしくしているが、いなくなると好き勝手に行動する」

あるいは、

「先生や上司がいるときには、その人の意見に従うが、いなくなるとその通りにしない」

という感じで、他にも似たような状況が色々とあると思います。

その時に、

「その場にいない先生のこと」

「その場にいない上司のこと」

ですが、なんとなくは頭の片隅にあると思います。

多少は注意が向いているというか、いきなり登場することを警戒する場合もあるかもしれません。

そのときに、その先生や上司は「怒りっぽい人」と思われているか、「相手を理解する人」と思われているか。

 

先生や上司がいないとき、その人への評価は頭の中で行うわけですから、もしあなたが他人の評価を気にする場合には

「あなたがいないときにどう思われたいか」

を気にするのもポイントのひとつだと思います。

 

他人の評価というのは、あなたに対する直接的なものでは無く、イメージとして捉えられていることも多いと思います。

「あなたの意外なな一面」

ということでビックリされることもあると思いますが、テレビによく出ている芸能人でも意外な面を知って驚くことがあると思います。

そういう理由で、もしあなたが過去にあまりよくないことをやっていた場合や、若気の至りで深く考えずに行動していた場合(私にも多くあります笑)のことを知られると、それは過去のことで今とは違ったとしても、現在の評価に加わってしまうことがあるので注意が必要です。

ですから、

「俺は昔はワルだった」
「刑務所に入っていた」
「事故を起こしてしまった」
「◯◯さんと仲がよくなかった」

というようなことを言うと、それもあなたの評価に加わります。

それがいいか悪いかはケースバイケースで、そういう仲間を増やしたいときには有効な場合もあります。

ただ、この一連のシリーズで伝えていることは、その事実を伝えることで

「緊張を生む」

という事です。

あなたがそういうことを将来もやってしまうかもしれないという可能性に対して相手は緊張感を持ち、それがまた、あなたに対する不自然な行動を引き起こす場合があります。

カミングアウトは正直で好感を持たれる場合もありますので、今回は「良いか悪いか」という判断の話では無く、「緊張を生む原因になる可能性がある」という話です。

でも、もしも自分の過去の過ちを誰かにソフトに伝えたいときには、どうすればいいのでしょうか。

さらに次回に続きます。

 

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