無敵の法則(48)

【あなたは、あなたが見たものになる】

 

あなたの周囲に暴力を振るう人はいますか。

あなたの周囲に他人の悪口を言うは人はいますか。

 

調査をしたことがないのでわかりませんが、周囲からの影響というものはけっこうあります。

文明的でないと言われる部族の中には、ケンカしない部族もあるのではないかと想像していますが、どうなのでしょう。

 

子どもは親を見て育つ、あるいは子どもはいつも接している人を見て育つと思います。

自分の生き方の見本とするわけです。

ご飯を食べたり遊んだりする時に、自分よりもうまくできている人のやり方を真似をします。

あるいは単純に周囲に合わせます。

その時に、周囲の人が「怒ってだれかの悪口を言う。」のか、あるいは「誰かを褒めてばかりいる」という人かで子どもの将来も変わってくると思います。

人は興味を持ったものに心を惹かれますので、暴力的なものに惹かれて見ているから暴力的だという場合には「自分で選んだ」となると思いますが、いつの間にかそのようなものが好みになっていた可能性もあります。

職場で昼休みに観たくもないテレビを観ていた経験はありますか。

職場の人間関係にとらわれて、その場所を離れることができなかったり、そのテレビ番組を見続けなければいけない状況だったとします。

面白くないし興味がないと思っていても、1年も2年も観続けているといつのまにか影響を受けます。

ただし、「影響を受けない」と決めていた場合には大丈夫な場合があります。

つまり、なにか意志を持って行動しないと、周囲に流されてしまう。という状況もあるのでは無いでしょうか。

「見たものになる」

というのは、なにげなく接している「人・モノ」をスタンダードだと思ってしまうことがひとつ。

それと、自分が望むものや楽しいものに注意が向かいますので、それをいつも注意して見ているとその方向にいくということがあります。

プロ野球選手の活動をいつも見ているとプロ野球選手になれるという話とはちょっと違うのですが、どちらかというと

「あなたが注意を向けたものを選択するようになる」

という感じです。

また、特に注意を向けていなくても、周囲に合わせようという気持ちから本来の自分と違った方向に行ってしまう場合もあります。

そして、他人への影響もありますので、自分の行動もまた気をつけた方がいい場合があります。

決して誰かの悪口を言わずに、良い部分だけを褒める親に育てられた子供は、人の良いところを見ることができるようになるのではないでしょうか。

 

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