無敵の法則(26)

【あなたが無視された場合】

無視されると、けっこう心が傷つきます。

あいさつをしても返事がない、電話をしても折り返しが無い、メールをしても返事がない、手紙を送っても返事がない、という相手に悪気があるのかどうだかわからない状況でも、なんとなくいやな気分になったりすることはありますか。

周囲にたくさんの人がいるときに挨拶をして無視された場合は、恥をかかされたと腹が立つ人もいます。

「無視」

とは、いったい何なのでしょうか。どんなことが起こっているのでしょうか。

それは、大抵の場合には

「どうしていいかわからない」

と相手が思っている状況ではないかと推測しています。

本来であれば、あなたに対して、笑顔で答えることも怒ることも、苦情を言ったりすることも出来ます。

しかし、もし笑顔で答えた場合にそれが本心ではないときに、なんとなくバレるのも嫌だな、とか、そのあとの会話が面倒くさい、と思われていることもあるかもしれません。

また、相手があなたのすることなすことすべてに腹が立ったりしているときはもちろん、一部に気に入らない態度や言動があるときにも、会話を続けたくないという理由で無視することもあるでしょう。

どちらかというと、そのようなときには相手の心の中は「固くなってる」という状態かもしれません。

あなたが相手の心をやわらかくしてあげられればいいのですが、そう簡単ではない場合があります。

そんなとき、とりあえずはあなたは「否定された」という感情を冷静に受け止めるという選択肢があります。

それによって相手との関係を修復するチャンスもやってきます。

もちろん、相手が忙しかったり、仕事や勉強など他のことで頭がいっぱいで結果的にあなたを無視してしまうこともあります。

他の人との会話に夢中になっていたり、ついつい他の事に注意が向いてしまっていたということもあるでしょう。

それはあなたを無視したというものでは無いのですが、周囲に無関心な人を快く思わない人もいるだろうとは思います。

理想としては、「どんなものよりもあなたを大事にして最優先にして欲しい」という気持ちはあると思いますが、その気持ちはまずは自分の心の中で大切にしておきしょう。

相手に求めすぎると、自分に対しての否定されたという感じも強くなってしまうかもしれません。

そういうわけで、あなたが誰かに無視をされた場合、なんとなく「相手に否定された」と感じてしまう場合ですが、それはあなたを否定したわけではないという風に考えてみるのはいかがでしょうか。

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