無敵の法則(59)

【私が正しい】

あなたがやったことに対して、「それは間違っている」と言われた事がありますか?

そして、指摘されるだけでなく「それはもうやるな」と怒られたり強制されたりした経験はありますか?

相手が善意で、あなたのことを思って注意する場合がありますが、違う場合もあります。

どちらかというと、強制したり怒ったりして「無理やり人を思いどおりにしよう」とする人は、焦っていたり、待てなかったり、不安だったりと心の余裕が無い場合が多いと思います。

それにしても、「あなたは間違っている」と言われるのは気になりますね。

自分でも「間違ってしまった」と思うことを指摘されて恥ずかしいときがあります。

気づかなかったときには素直に反省出来ますが、自分でも「しまった」と思うことを指摘されると恥ずかしい気持ちがあって「これ以上言われたくない」という気持ちから相手に対して「もう言うな」と怒り出すパターンもあると思います。

「何が正しくて、何が間違っているのか。」

「なぜ他人の間違いを指摘をするのか」

「なぜ他人の行動を支配しようとするのか」

これは、「あなたは間違っている」と言う側も、言われる側も何か理由があると思います。

あるいは、あなたが信念を持って「絶対に正しい」と思ってやったことを「間違っている」と言われることもあると思います。

当然、あなたとしては正しいと思っていて、相手の立場や考えからだと間違って見えるということですね。

例えば、

「他人の家の窓ガラスを割ってはいけない」

ということはいかがでしょうか。

これは常識として当たり前です。

しかし、どこかの家から悲鳴が聞こえてきて、その中に強盗がいた場合はどうでしょう。
明らかに助けを求められている場合には他人の家でも窓ガラスを割って中に入ることがあると思います。

色々なケースが考えられますが、

「どうしてそれを行ったのか」

という部分が重要です。

「理由がわかると、相手に行動が理解されます。」

「悪事を正当化する」という場合もあるかもしれませんが、大抵はみな、自分の考えが正しいと思っています。

「自分は経験がある」

「自分は情報を持っている」

など、色々とあると思いますが、確かにあなたが正しいという場合でも、相手には相手の正しさがありますので、それを主張し続けるとケンカになってしまいます。

出来れば、一歩さがって「どちらが正しいか」という論争では無く、「どうしてそう思ったのか」から始めるといいと思います。

ただ、その時点でまったく意見も違ってイライラすることもあるかもしれません。

ただ、すぐに反論せずに考える時間があるようであれば反論はしないでおきましょう。

時間が無いときには、関わらない方が良い場合も多くあります。

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