無敵の法則(7)

【外見のコンプレックス】

背が高い、背が低い、体格がいい、怖そう、優しそう

色々な印象の人がいます。

もし、あなたよりも20センチぐらい背が高い男性で、筋肉がついてガッシリした体格で、その顔は目つきが鋭くしかも何か怒っているような様子だと、あなたはどのように感じますか?

たぶん、なんとなく怖く感じて近寄りがたい気がするかもしれません。

人間の本能的なものなので、それはそう感じるものだろうと思います。

逆に、あなたよりも20センチぐらい背が低い男性で、筋肉もなくひょろっとした感じの人が怒っている場合、「何か怒られそうだ」と危機感を感じることはあっても、肉体的な暴力への恐怖は先ほどよりも低いと思います。

恐怖を感じることについては、本能的なものもありますが、それに加えて自分の経験から生まれてくる後天的なものもあります。

テレビで観たことがあるのですが、両手を出してもらってそこにサソリを置いた時、どうなるでしょう。

子供は無邪気に笑ったりしますが、大人は恐怖を感じてサソリをすぐに手から離します。

サソリに毒があるという知識や、刺されると痛いという経験から、サソリへの恐怖が生まれるのだと思います。

もちろん、そのサソリを見て毒がないとわかる人やサソリを扱う名人であれば、経験で判断できるので恐怖は生まれないこともあると思います。

恐怖についての話になってしまいましたが、相手を観察して自分に害があるのかどうなどを判断するのは生きていく上で必要なものだと思います。

そして、人は何かを見た時に、色々なことを感じます。言葉にならないもの、意識として認識できないものもあります。

「なんとなく」とか「アバウト」というような表現が使われる場合がありますよね。

 

それらを踏まえた上で「外見のコンプレックス」について考えてみましょう。

外見のコンプレックスとは、

「痩せてる、太っている」
「背が高い、低い」
「強そう、弱そう」
「活き活きとしている」
「センスのいい洋服を着ている」
「髪型がいい感じかどうか」

など様々です。

そして、万人が同じように思うわけではなく、どちらかというとあなたが主体です。

もし、あなたが自分の髪型を気にしているときに外出したとしましょう。自分よりも変な髪型や、手入れをしていない髪の毛の人達をたくさん見ることでしょう。

しかし、その中に自分の理想の人を見つけた瞬間、コンプレックスを感じることがあるかもしれません。

「ああいうのいいな」

という軽い感じで、特にコンプレックスと言うほどもない場合や、

「自分はなんでああいう風にできないのかな」

と自己否定してしまう場合があります。

他人にこの気持ちを伝えると

「あなたの方がいい感じだよ。」
「ほとんどの人がイマイチだよ。」

などと慰めてくれるかもしれません。しかし、あなたのこだわりからいうと納得できないかもしれません。

そんなときに前向きに自分を変えていける人は大丈夫なのですが、なんとなくコンプレックスを感じて自分の人生の日々を楽しめないで過ごしてしまうこともあるかもしれません。

さきほど、「恐怖」の話を出しましたが、例えば自分の仕事など収入に関することでのコンプレックスは恐怖につながってしまう場合もあると思います。

 

それは、

「なりたい自分」

「現在の自分」

とのギャップに悩んでいることも理由にあると思います。

「外見のコンプレックス」

は、他人と比較して自分のことを否定している状況ですね。

そして、

「今を楽しめない」

という点が気持ちとして辛いと思います。

 

なぜ「楽しめない」のかというと、自分で自分のことを否定してしまうからでは無いでしょうか。

「自分はこのままだとダメだ」

と思ってしまう状況。

自分にはもっと良い面があると探したり、他の事を考えて気を紛らわすことも出来るかもしれませんが、どちらかというと問題点から目をそらしているだけで解決されていません。

ここは難しいかもしれませんが、「自己否定をしない」ということだけに気をつけてみてはいかがでしょう。

・今の自分を認めたり褒める必要もありません

そして、

・自分への攻撃的な言葉は避ける

ちょっと説明がわかりにくいかもしれませんが、自己否定をしない習慣は意外に色々なところで気持ちが楽になるコツだと思います。

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