【あなたは、あなたが見たものになる】
あなたの周囲に暴力を振るう人はいますか。
あなたの周囲には暴力を振るう人は誰もいませんか。
調査をしたことがないのでわかりませんが、周囲からの影響というものはけっこうあります。
文明的でないと言われる部族の中には、ケンカしない部族もあるのではないかと想像していますが、どうなのでしょう。
子どもは親を見て育つ、あるいは子どもはいつも接している人を見て育つと思います。
生き方の見本とするわけです。
ご飯を食べたり遊んだりする時に、自分よりもうまくできている人のやり方を真似をします。
その時に、その人が「怒ってだれかの悪口を言う。」のか、あるいは「誰かを褒めてばかりいる」というポイントで、子どもの将来も変わってくると思います。
興味を持ったものに心を惹かれますので、暴力的なものに惹かれて見ているから暴力的だという場合には「自分で選んだ」となると思いますが、いつのまにかそのようなものが好みになっていた可能性もあります。
職場で、昼休みに観たくないテレビ番組を観ていた経験はありますか。
職場の人間関係から場所を離れることができなかったり、そのテレビ番組を見続けなければいけない状況もあるかもしれません。
面白くないし興味がないと思っていても、1年も2年も観続けているといつのまにか影響を受けます。
「影響を受けない」と決めていた場合には大丈夫な場合もありますが、その場合には無理してその場にいないかもしれません。
なにか意志を持って行動しないと、周囲に流されてしまう。という状況があります。
「見たものになる」
というのは、なにげなく接している「人・モノ」を標準的なものだと思ってしまう状況です。
また、自分が望むものや楽しいものには心が惹かれますので、それをいつも注意して見ているとその方向にいくということもあります。
プロ野球選手の活動をいつも見ているとプロ野球選手になれるという話とはちょっと違うのですが、どちらかというと
「あなたが注意を向けたものを選択するようになる」
という感じです。
好きな芸能人が暴力的だった場合に影響されることもありますし、逆に穏やかな人に影響を受けることもあります。
自分の生まれ育った環境は強い影響があると思いますので、自分で気づかないうちに周囲から嫌がられている場合もあります。
「見本」となる人が色々と注意をしてくれるパターンが1番良いのですが、実際はなかなかうまくいかないかもしれません。
自分が注意を向けたものに影響されるということがありますので、何かのときに思い出してみていただければと思います。