ここに来て、「9月の入学式」の話題が出てきました。
今は自民党の党四役でいらっしゃる下村博文元文科省大臣が大臣の頃から「学校を9月始まりにしたいが難しい」とおっしゃっていました。
主な理由は「国際交流」だったと思います。交換留学などがスムーズになりますし、仕事の始まりなども統一できれば活性化しそうです。
どんなものにもメリット、デメリットがありますので、それぞれ挙げていけばキリが無いかもしれません。
今の状況で考えて1月の受験ですと、インフルエンザの時期だったり正月が遊べない、クリスマスが楽しめない、大雪で試験に行けない、などがパッと思い浮かびます。
9月始まりですと、6月に試験をして9月までの期間は夏休みに当たるので勉強をしない時期になります。
「桜の咲く頃の入学式」は日本人の心のような気もします。寒い時期を耐えて、卒業の哀しみに耐え、そして4月に喜び、という流れはいいと思います。
実務的には、9月の入学式ですと、8月の卒業式になるのか、7月になるのか不明ですが、今の学年が半年ぐらい延長されるのは子供には辛いところもあると思います。
また、会社や役所なども9月始まりに統一しないと混乱が出ます。
これはやはり準備期間を数年とって、法律の改正をしたりシミュレーションをしたり、問題を想定して解決する必要があると思います。
ただ、今の状況はそもそも混乱していますし、学校に行けない子どもたちの不安の解消にもなると思います。
子供が家にいて気持ちが落ち着かない親の問題もあると思いますが、「9月始まり」と決めておいて、個別の問題はそれぞれ解決することもできるかもしれません。
安易に言っているようですが、状況はわかりませんのですみません。
ただ、下村先生がずっと言ってきたことで、きっと何か良いのではないかと思うところもあります。ついでに言いますと、下村先生は「ベーシックインカムの導入」についても検討することを提唱されています。
「10年後に今の職業の半分が無くなる」と言っていましたが、今のこの状況はまさにそれが来てしまっているとも言えます。
最近の政府の動きを見ていますと、けっこう迅速に動いていると思いますし、問題解決に向けて一丸となって動いているように感じます。
将来の日本、コロナ後の日本を考えながら、これらのことを私達も考えていくと良いと思っています。
アイキャッチ画像は、朝6時前の朝日です。早朝散歩は気持ちがいいです(^^)