【家族のトラブル(2)】
周囲の影響の話の続きです。
家庭の中が平和な場合には、多少のゴタゴタがあっても特に問題は発生しないと思います。
よい雰囲気であれば、常に家族が応援してくれたり話を聞いてくれるでしょう。
しかし、家族の中にストレスのある人が一人でもいると、なんとなく全員に影響されます。
そのことに気づいた場合には、それに影響されないようにすることで問題は発生しないのですが、気づかないときには巻き込まれてしまうことがあります。
「巻き込まれる」というのは、自分も嫌な気持ちになったり緊張感を持ったりする状況です。
また、もっと問題なのは、家族からの影響は特に、「自分もそれをやってしまう。」「やってもいいと思ってしまう。」という点だと思います。
どういうことかと言いますと、家庭内の人たちの行動がスタンダードになっている場合です。
例えば、家庭内でのこんな状況です。
「誰かが間違っているときにはズバリ指摘して自分の気持がスッキリする」
「相手が怒っているときには自分も怒っていいというルール」
「勝ち負けでの判断」
「どちらが正しいかの論争」
「必要以上に相手を心配する」
「サプライズという名で無意味に驚かせる」
「やったらやり返す」
これらは、もしかすると「なんで?ダメなの?」という人もいるかもしれません。
このブログの「無敵の法則」は、周囲に緊張を生まないということでもあります。
周囲に緊張を生まないことは、敵も生まなくなります。
これらを意識しながら過ごしていると周囲に巻き込まれなくなりますが、知らないでいるといつの間にか自分もそのような行動をしてしまい、トラブルが増えたり友人が離れていったりしてしまいます。
職場やどこかのグループなど人が集まるところは、そこにいると影響を受けるのですが、家族の場合には特に昔から当たり前のように過ごしている場所なので気が付きにくいところがあります。
家族の中に何か緊張があるとき、自分はその緊張を生み出すことに参加していないかどうかを見直すのも、日々を快適に過ごす方法のひとつだと思います。
さらに次回に続きます。