以前に話を書いたかもしれませんが、「アドバイス」についてです。
きのうは「暑いか寒か迷ったときは暑い」という話をしましたが、それは言うなれば「自分で判断するためのツール」です。
「暑いか寒かわからない」という人に「そういうときは暑いんじゃない?」と聞くのは良いと思いますが、「それは暑いからだよ。上着を脱ぎな」と言うのは余計なお世話のときがあります。
まあ、暑いか寒いか迷っている人には適切な行動だと思いますが(笑)
アドバイスというのは日常的によくあります。情報交換をしながら人類は進化したんだな、と思える状況です。
テレビでは「今日は雨が降るので傘を」と親切に言ってくれます。「今日は雨が降る」というだけで「傘を持っていくかどうかは自分の判断」ですので、そこもプチアドバイスですね。
親が子供にあれこれ言うのも、たいていはアドバイスです。しかも自分の心配や不安から来ている場合が多いように思います。
「これはどうすればいい?」
など、聞かれたときに言うのがアドバイス。聞かれないうちに言うのは「おせっかい」です。「おせっかい」が悪いわけではありません。
ただ、本人が「わかったから、もう言わないで」という状態になるまでしつこく言ってしまったり、相手がわかっている事を言うと相手を「無知」と決めているようにも思われます。
また、「それはうまく行かないよ」「それはやめた方がいいよ」というのはアドバイスを装ったもので、物事がうまく行っていない人にありがちな感じだったりします。
でも、そんなときにはそれに対抗せずに「ありがとう」と感謝をすると気持ちも収まります。心配してくれる人がいるというのは幸せな事です。
適切なアドバイスはありがたいものですし、それも大切なものです。
「言っていることは確かにその通りなんだけど、なんだか変だな。」
と思うことがあった時には、あなたが求めていないアドバイスのこともあります。それが理解できるとスッと気持ちが落ち着くこともありますので、ここであなたにそれをアドバイスしてみます。