この季節になるとちょっと思うのですが、昔よく聞いた「太陽と北風」の話について「変な話だと気がつかなかった」という所があります。
話の内容自体は、確かに「無理矢理、人を動かそうとしても動かない。自分の意思で行動するように仕向ける。」という意図は伝わりますので、この話自体に何か荒探しのようなことをするのは作者に失礼というか芸術はこういう物だと思います。
ただ、「なんとなく言いたい」ということがあります。
気づいている人もいると思いますが、「条件がフェアではない」という点ですね。
コートを着ている人を脱がす戦いでしたが、条件を変えてコートを着ていない人に着せる勝負をやって勝敗を決めればいいのに、と思ったりします。
たぶん、コートを着ていない人を太陽が暖めても無駄で、北風が吹けばコートを着ると思います。
つまり、勝負は引き分け。
そして、両方に共通しているのは「無理矢理やらずとも、他の方法がある」という人生アルアルかな、では無いでしょうか。
あとは、暑さに耐える訓練中の人はコートを脱がないでしょうから、複数の人に対して行わないと条件が揃わない気もします。
と、あれこれ考えるのもたまには楽しいかな、と思います(^^)