朝令暮改について

たまに、「朝令暮改はよくない」とか「朝令暮改の方が良い」という話を聞きますが、よく整理して考えてみたいと思います。

つまり、「どの視点に立って言っているか」という事だと思います。

この話題は過去に書いている気もしますが、続けます。

会社などの組織の目的、理念、やる気などは朝も夜も変わらないと思います。絶対に変わらないものではありませんが、簡単にコロコロと変わると、トップの人が「どこを目指すのか」という事がわからないので関係者一同は混乱します。

しかし、方針はそのままで「やり方を変える」というのはよくあります。

簡単な例ですと、戦争をしていて「敵に勝つ」という目的で「今朝は全員で戦うぞ、おー!」という状況で盛り上がった後で、「今日は人数が集まらない」ということが判明して「戦うのは明日に延期」ということもあります。

つまり、朝の段階で計画したことが、新しい情報が入ることで変更になるということですね。

「1度決めたことは必ずやる」

という決意に関しては、「方針」や「目的」はそれでいいのですが「やり方」は状況に合わせて変えないと、それこそ目的が達成出来ません。

朝礼で「これからはフレックスタイムを取り入れる」と言っておいて午後に「やっぱりやめた」というようにシステムの変更に関しては充分に検討して、スタッフの意見を聞いて、いつから行うかを決めるというプロセスでやっていかないと信頼を失います。

「朝令暮改」

については、「いいか、悪いか」という点では決められませんが、関係者が納得できない状況で、いつも振り回せれているというのであれば、やり方を見直した方が良いと思います。

組織のトップが上手に説明することが出来て、なおかつスタッフの心のケアも出来るのであれば良さそうに思います。

トップの人に決断力がある組織は活性化すると思います。そのような組織は「朝令暮改」と言われるようなことは多いと思いますが、逆に「目的」や「理念」は「まったく変わらず」というイメージがあります。

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