無敵の法則(5)

【相手の悪意を許すか】

 

誰かが、あなたに何か悪いことをしてしまったとしましょう。

「悪意が無いならいい」

という反応をして、相手を許したことはありますか。

逆に、「悪意があった」と知った時に、なぜか許せない気持ちになったことはありますか。

悪意が無いと許せる、悪意があると許せない。

すべてでは無いにしても、このような傾向はあると思います。それはなぜでしょうか。

 

もう少し詳しく考えてみると、「悪意がある」というのはどのような状態でしょうか。

それは、

「悪いことだと知っていて行う」

ということですが、たとえば本人には「悪意」というほどでは無いこともあります。

それは、

「自分が昔やられた仕返し」

だったり、

「今後のために懲らしめてやろう」

と思っていたり、

「これぐらいは大丈夫だろう」

ということなど、「悪意はまったくなくて、それをやるのは当然」と思う人もいます。

 

では、「悪いこと」とはなんでしょうか。

 

誰かを傷つけたり、何かを壊したりして、

「誰かの気分を害するとき」

という感じでしょうか。

例えば、山で井戸を掘ったとしましょう。そこで水を汲んで飲むことは別に悪いことではありません。

しかし、それが誰かの土地だったり、水質を確かめずに誰かに飲ませてしまうと「悪いこと」に分類されます。

そう考えてみると、善悪とは人間が決めている基準だということがわかります。

自然の中で何かをしても、それはいいか悪いかは判断されません。

 

何か不快なことをされたとき、相手が謝ってくれた場合には相手を許せる気持ちも出てくると思います。しかし、相手が謝ってこなかったり、あなたの気持ちを無視した場合には許したくない気持ちにもなると思います。

あなたのことを大切にしていない、あるいはあなたが何を思っているかに興味がない、いわゆる「あなたを無視した状態」ですね。

このようなことから、「悪意があって悪いことをした」という行為には相手の自己中心的な態度を感じて「また何かやるのではないか」という恐怖の感情も生まれます。

「再発の可能性」

と考えてみると、

「相手の悪意を許すことが出来るのは、再発の可能性がない場合」

と言えるかもしれません。

安心できる気持ちが出てきて、気持ちに余裕が出てくると相手を許す気分にもなってきます。

もし誰かを怒らせてしまっている状況であれば、「悪意はなかった」ということと、「再発しない」ということと、「仲良くやりたい」ということを伝えて相手を安心させることができれば改善の糸口になると思います。

「再発防止」についてはビジネスでは「不注意防止の教育」よりも「システム的な対策」が要求されたりしますが、対人関係では「感情」が重視されることの方が多い気がしています。

ところで、こちらから相手に対するアプローチとして

「どうしたら相手は2度と同じことをやらなくなるのか」

ということについては、相手が何かに対応をするときの選択の習慣、受け手の考え方、悪意とは何か、自分の判断基準など色々な要素があると思います。

いずれ、それらについても記事にしてみたいと思います。

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP