無敵の法則(17)

【失うことへの恐怖】

よく言われることですが、

「得ることよりも、失うことの方が怖い」

という感情があります。

例えば、

「車を1台あげますよ。」

と言われると嬉しいですね。

本当かどうか疑うところもあるかもしれませんが、どちらかというと今の生活は何も変わらずに追加されるだけなので楽しめます。(事故や維持費は増えますが、例え話なのでその辺はごかんべんを)

それに対して、

「あなたの車を盗もうとしてドアを開けている人がいますよ。」

と言われたらどうでしょう?

すぐに行動しませんか?

感情としては不安と恐怖と怒りが出てきます。怒りはたいていは後から来ると思いますが。

いつも使っているもの、存在して当たり前のものが無くなるという事に対しては不安が生じます。

そして、「それが無くなると色々と面倒くさくなる」とか「今後、それが無いことにうまく対処できるか不安」などの心配も出てきます。

このような「失うことへの恐怖」という感情によってもたらされるものに、

「否定されることの恐怖」

というものもあります。

単純な例だと、もしあなたが働いているとして、「職場をクビになりそう」とか「給料を下げられそうだ」という危機感を持っている状態だと、上司や同僚に否定されるようなことがあると不安が増してしまいます。

そのため、うまく振る舞おうという気持ちが続いていきます。

もちろん、そのモチベーションが続かなかったり、その職場が好きではないので辞めてもいいと思うこともあるかもしれませんが。

「失うことへの恐怖」は、たとえば「友人」「同僚」「恋人」「家族」「財産」「家」「家具」など多数ありますし、形の無いものでは「健康」や「知識」「技術」「思い出」などもあります。

もし、あなたが誰かに対して否定されるのを怖がる時に、「これらを失うことへの恐怖から来ている感情」という場合があります。

この場合は、「自分を否定されると失ってしまう。」という事実はどうしようもありません。

また、それについての恐怖の感情もどうしようもありません。

では「失う恐怖」に対してどうするかというと、その感情をどうにかしようと思うのをやめ、そのままにします。それはどうしようもないので。

そして、それについて解決を焦ってしまうのもしょうがありません。誰かに助けを求めたり、何かラッキーなことが起こることを期待するのも当然です。

その状態であなたがやるべきこと、やったほうが良いことは、

「あなたが否定されている状態」

をなんとか解消することです。

それについて考え、そして行動することです。とても難しくて、誰にでもできることではありませんので、言うのは簡単ですがなかなかできません。

しかし、もし何かを失ってしまったら、そのときはそのときでそれに対処しなければいけないですし、もしかするとなんとかなるでしょう。それは後で考えて対処可能な場合も多くありますが、先に解決できるのであればやっておいた方がいいですね。

もし、「あなたが否定されたことによって失う恐怖が発生している」という場合には、「あなたの立場の改善」が優先事項になると思います。

冒頭の例の窃盗などには当てはまりませんが、人間関係でのミスで自分の立場が失われそうになる場合について考えてみます。

あなたが否定された原因をさぐり、そのときの相手の感情を探ってみることができれば、かなり状況が改善される可能性があります。

もしかすると、あなたに対して

「嫉妬している。」
「協力してくれないと思っている」
「話が通じないと思っている」
「状況をわかっていないと思っている」
「能力がない人だと思っている」

など、これは一例ですがあまりよくない感情をもっていて、しかもそれが複数あるかもしれません。

また、大きな要因として、その人が

「拒否されていると思っている」
「否定されていると感じている」

ということもよくあります。

あなたが恐怖を感じていて、あなたを否定していると感じているその人ですが、あなたはその人に対して今まで何かを否定してきていませんか?

いい人だ、頑張っている人だ、理解ある人だ、等々の思いはあるかもしれませんが、別の部分を否定してたり、あるいは全否定している可能性もあるかもしません。

もしかすると、その辺から分析をしてみると良いかもしれません。

「失う恐怖」が先に立つと、なかなか相手を思いやる気持ちが出てきません。

難しいと思うのですが、ぜひやってみていただければと思う点です。

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