洗脳すること、カルト集団というのは「その団体、その考え方から離れると生きていけない」という状況だと思います。
突然どうした?と言われそうな話ですが、続けますね。
普通に会社に行っていて、「その会社をやめると生きていけない」と思い込んでしまっているのも似ていると思います。
また、「日本の中でしか生きられない」と考える人は少ない気もしますが、海外でもどこでも生きていけると思っている人は自立している人だと思います。危険な国で生き抜いていけるどうかは別の話です。命は大事です。
学校に関して言えば、行かなくてもなんとかなります。ただ、私がこうして文章を書くことができるのは無償で教育を受けさせていただいたおかげです。
子供に強制的に勉強を教えるのは、まだ人生をよくわかっていない状況でありながら、脳の発達が著しい時期なので、そうした方が良いと思います。
ただ、それはそのように説明をしながら進めれば良いので、説明なしの強制はやめた方が良いと思います。人生の楽しさを教えるのも大切ですね。人生の苦労は教えなくても、それは自動的に経験するものなのであえて苦労させず、困ったときに手を差し伸べるのが教育者かな、と思います。
それと、学校の勉強が将来の役に立たないと思うところもありますが、たとえば因数分解は頭の体操になりますし、その考え方は数学以外のところでも応用がきくものです。
英語は将来的に使わない人もいますが、外国のことを知るのは良いと思います。日本語以外の言葉を学ぶのも頭の体操になりますし、英語以外のところでも役に立つと思います。
そう考えてカルト集団などを見てみますと、たしかに約立つ話もあります。問題は、そこを離れると生きていけない状況かな、と思います。
カルト集団に属していても、自分に合わないと思って辞める人がいます。その人は今回の話とちょっとニュアンスが異なり、「自立」という面から考えてみたいと思います。
「自立」という定義がどこかにあるかもしれませんが、私が思うのは「独り立ち」で、「誰がいなくても生きていける気持ちを持っている人」と思います。実際には洋服や食べ物などをひとりで調達することも出来るかもしれませんが、それは誰かに頼ってもいいと思います。特定の誰かに頼らず、自分で探したり選択するというのも自立した人だと思います。
上司が組織のルールを守るように強要したり、自分が正しいと言ったり、他に行くと恐ろしいことになると脅すような場合、その上司は組織から自立していないのだろうと思います。
うっかり、その思想にハマってしまい、その影響から自分も組織に留まる場合、その人達で構成されているのが「洗脳集団」「カルト集団」というイメージがあります。
これは「良い、悪い」の話では無く、その人が快適で楽しんでいれば問題が無いと思いますし、そもそも私が何かを言う立場でもありませんね。
本人が良くても、家族が困っている状態は「なんとかならないかなあ。」と思ったりもします氏、それが良い状態とは思いませんが、本人がそれで良いと思っているのであれば、とりあえずその時点では良いことなのでしょう。
また、「自分が組織から出られない」、「自分は自立していない」と思っているとしても、それはそれで良いと思います。
今回、何を言いたいかというと、「なんか、この人の話が変だなあ」と思ったときに、その話に従うかどうかを考えるときに少し気にしておくポイントかな、と思いました。
基本的に、すべての人は自由ですし、楽しく生きていくのがいいですよね。
また、誰かに迷惑をかけたり、嫌な気分にさせたくもありません。
そんな感じに思っています。