10月16~18日の3日間、千代田町議会の研修で沖縄県に行ってきました。
簡単ですが、研修内容をレポートします。
初日は宜野湾市です。ここでは議会改革について学びました。千代田町でも議会改革のための委員会があり、町民に向けて議会報告会を行っています。
宜野湾市では議会と市民との意見交換会があり、それを元にして市長へ政策を提言する取り組みを行っています。市長への政策の提言に関しては、個別に市民が議員に頼んだり、あるいは議員が一般質問などで要望を出すこともありますが、議会として意見をまとめていくと強力な提言になると思います。
市民との話し合いや議員の中での話し合いをきちんとやらないと難しい取り組みをされている点が非常によい点だと思いました。どのような経緯でそうなったのかなど、色々と参考になるお話を聞かせていただくことが出来ました。
2日目は名護市です。六次産業への取り組みとして、誰でも利用できる加工支援施設を作り、そこを利用して試作品を作ることができます。施設の中にはレストランやショップも有り、地元の野菜の加工品などが販売されています。
施設を見学しましたが、加工用の設備は立派なもので、やはりこれから加工を考えている方々には非常に良い取り組みだと思います。加工してみたいものがあっても、試作を作るための設備を作るのは大変ですから、このような設備があるといいな、と思いました。
千代田町でも設備があるといいのですが、そこまでの予算は難しそうです。ただ、高額な設備でなくても何か方法を考えることができれば、六次産業に向けた取り組みも可能になってくると思います。
3日目は与那原町で人口が増えていることと子育て支援について学んできました。急に人口が増えると待機児童が増えたり、その他にも色々と改善すべき点が発生してきます。その辺の話や、「なぜ人口が増えたのか」という点についてもお話を聞かせていただくことが出来ました。
千代田町においての人口については適正な人口がどれくらいか、具体的な数値に関してはハッキリしない点もありますが、子供は増えていったほうが良いと考えています。
農業、工業、商業などで生産性をアップして売上をあげることにより税収も増えます。人口が減ると税収が減ると心配される方もいらっしゃいますが、税収に関しては知恵や努力で克服できる点はあると思います。
しかし、町の中にはお年寄りから子供までたくさんの年齢の人達がいると賑わいがあって楽しそうです。そのような環境が望ましいと思いますので、税収の問題だけでなく人口については考えていくべきことがあると思います。
今回の研修は以上の3箇所を訪問させていただきましたが、途中で米軍や自衛隊の基地も外から見ることが出来ました。ウワサの通り、ジェット機やヘリコプターの音がけっこう聞こえてきます。
写真は嘉手納基地の様子です。普天間飛行場も見ることが出来ました。これらについては千代田町の問題というわけではありませんが、このような解決することが難しい問題を抱えている地域の方がどのようなものかも少しですが議会の方などにお聞きすることが出来ました。
今回の研修で町民と議会、六次産業、人口の問題など、色々と取り組む課題について勉強をさせていただきましたので、今後の参考にさせていただこうと思います。