組織の長の役割

色々なところで「長」という役割を持つ役職の人を見てきました。

昔は、「社長ってえらいんだな」とか「市長とかすごい人だな」と思っていました。

今は、役職だけで判断出来ないな、と思っています。

確かに、「長」になるのは大変です。しかし、それを維持するのも大変です。もしかすると、「長になるために必要なこと」と「長であり続けるために必要なこと」は少し違う気もしています。

たとえば、会社で言えば社長の役割のひとつに「スタッフを豊かにすること」があると思います。

それは、会社を大きくするという事よりも重要と思います。会社の規模は同じでも、スタッフの給料が上がったり、生活や設備が向上している状況を作り出すのが社長の役割だと思います。

「現状維持はだめ」という事もあり、今までと違うことをやるとか、拡大する精神が必要ということもありますが、結果として現状維持であっても心の豊かさが維持できていれば良いと思います。

社長だけでなく、部長・課長・係長など「長」が付く人は部下を幸せにする状況を維持できることが望まれると思います。

営業成績が良かったり、人間関係がよくて「長」になっても、対外的な活動やお金の計算、知識を増やすことを続けている人、そして運がある事も重要では無いかなあ、と思います。

議員をやってみて思うのは、県知事・市長・町長に求められるのは、組織としては職員の幸せが大事ですが、やはり県民・市民・町民の幸せを維持することが大事だと思います。

幸せの定義は人によって違うかもしれませんが、「豊かさ」という言葉で当てはまるものについてはそれほど異論も無いような気がします。

「長のやることは理解できない」

という人もいると思います。それは誰にも理解できない行動をするときもあると思います。なんにしても、結果的に多くの人が豊かになり続けていれば、その「長」はそれでいいのでは無いかな、と思います。

 

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