ヤジの議員を罰してはいけない

あまり時事ネタは書きませんが、最近、議会の途中でヤジを飛ばした議員が問題になっています。

風潮としては、その議員だけを罰すれば事が収まるようなイメージですが、そのときにその近くにいた人、議長などもそうですし、あえて言えばその場にいた全員の責任ということも言えます。

しかし、私はその責任については違う風に思っています。

それゆえ、この記事のタイトルは「ヤジの議員だけを罰してはいけない。」となっていません。

私の会社では、ミスをした人を責めません。

なぜなら、それは会社のシステムに問題があるということです。

つまり、今回の件は、議員への教育、投票制度、議会のあり方、すべてを見直すべきです。

誰かのせいにして終わってもシステムが同じであれば同様のことが起こります。

テレビを見ていますと、野次られた議員は文章を読んでいます。予め全員に文書を配布して討論するのが議会ではないのかな、と思います。

いっそのこと、掲示板でオープンに話し合えば、みんなもそれを読めるからいいのではないかと思います。

ヤジを飛ばした議員は、その直後に「私では無い。」と言っていたそうです。

ということは、ご自身で悪いことをしたという自覚があったということです。

悪いことをしたと思わなければ正々堂々と自分の意見を言うはずです。

つまり、今のシステムは「悪いと思っていることをしでかしてしまう。」というような、予防の観点から整備されたものではないということです。

また、そのような話し合いができない議員がいる議会、そのような人を育てた教育、そのように考えると、今回はやはり総理大臣が国民に謝って、そしてシステムを改善することを約束するという流れを希望します。

そして、その議員さまには再教育ですね。罰を与えて良くなる場合もあるかもしれませんが、罰を与えなくても良くなる方法はいくらでもあると思います。

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