足りないのは消化力
蓮村 誠 著
朝日新聞出版
この本は、12月に発売されたばかりですが、今年1番のオススメです。
ビジネス書にもたくさん良い本はあるのですが、ビジネスの基本は健康ですし、健康であればビジネスが成功しなくてもなんとかなります。そういう意味で、「人生に必要な知識」という点でとても重要なことが書かれています。
基本はインド発祥のアーユルヴェーダなのですが、5000年以上も語り継がれている知識です。巷には様々な健康法がありますが、数年で無くなってしまったり、理論がひっくり返ったりします。
そんな中で、5000年もの間有効と言われてきた健康法で、しかも現代医学でも年々評価が高くなっている知識です。
アーユルヴェーダは、どんなときにどんな過ごし方をすれば良いのか、何をどのように食べれば良いのか、かなり詳細で具体的な知識体系です。
アーユルヴェーダの健康法は、すべての人に当てはまる処方もあれば、人によって違うもの、また、季節や時間帯、その人のおかれている状況によっても処方が変化する柔軟なところが特徴です。インドでは学問として専門大学もあります。
アーユルヴェーダに関する書籍も近年、増えてきていますが、今回紹介する本は、「消化力」に特化した本です。
すべての病気の原因、そして体のだるさ、すっきり感、記憶力、等々の身体の不完全さの一因としての消化力について細かく書かれています。
何を、いつ、どのように食べるか、そして消化力を上げる食べ方、食べるときにやってはいけないこと、等々です。
私も以前からアーユルヴェーダは実践していて体調もとても良いのですが、この本にはとても大切なことが、わかりやすく書かれています。
どんなに栄養のあるものを食べても、消化できなければ意味がありません。また、どうしても食欲を抑えられないときの対処法、逆に食欲が無いときの対処法もわかるので、1家に1冊の必需品の本です。クリスマスプレゼントにも最適(かも?)。
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