まあ、いつものことですけど、「コストダウン」という言葉がイマイチな感じです。
経営者と社員の間に、認識のずれがあると思う言葉のひとつですが、社員にとっては「コストダウン」というと、何かのスローガンのように感じてしまう場合が多いのではないでしょうか。具体的な行動に移しにくいと思います。
経営者から見る「コストダウン」は、原価を抑えて利益を出すことなので、社員の給料を下げることも含まれてしまいます。
したがって、「コストダウン」という言葉で全社員が同じ気持ちで動くのは難しいのではないかと思っています。
で、最近は社内で「効率化」という言葉を使い始めました。
移動距離を減らしたり、ふたりで作業しているものをひとりにしたり、やっていることは「コストダウン」なのですが、もうちょっとわかりやすい言葉ではないかと思います。
そして、「コストダウン」というとなんとなく「ダウン」という下がっていくイメージの言葉ですが、「効率化」だと何か進歩的な気がします。ほんとに気のせいだと思いますが・・・。(^_^;)
私の会社の「効率化」の基本は、
「歩かない」
「探さない」
「数えない」
の3つです。移動距離を減らすこと、整理整頓をして何がどこにあるかをはっきりすること、モノの数をかぞえない工夫をすることです。
数を数えないというのは、10個入りの箱に詰めるとか、重量で管理するとか、その手の工夫です。
基本的にはトヨタ方式のマネですけど、あらゆる業種で必要なことですね。(^.^)
「歩かない」について何か探すとか、テーマを決めて無駄を発見していくほうが見つけやすいと思っています。
そして、その結果は「効率が良くなる」ということなので、「効率化」という言葉を使って進めていく予定です。
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