相対性理論とカーナビ

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ごくまれに、「相対性理論って自分達の生活には関係ないよね」というような話を聞くことがあります。

確かに、アインシュタインという名前は有名ですが、相対性理論っていうのは難しい数式だし、理解できないという声も多いし、日常生活には関係ない気がします。

しかし、いつも使っているカーナビには、相対性理論が不可欠なものとなっています。知っている人は知っている話ですけど・・・。

元々、カーナビはアメリカの軍事用に開発されたもので、それを民間用に利用できるようにしたときには、わざと100メートルぐらいの誤差がでるようになっていると言われています。

カーナビを頼りに運転しているとき、私の住んでいるところ辺りは問題ないのですが、都内などの住宅密集地に行くと誤差があると厳しいものがあります。

さて、ではカーナビに応用されている相対性理論っていうのは何かというと、

「高速で移動している物質は、時間が進むのが遅い」

「重力の影響を受けると時間が遅くなる」

ということです。

カーナビのGPS衛星は高速で移動しているため時間が遅く進むのですが、地上よりも重力の影響を受けないため、時間の進みは速くなります。

結果として差し引き約0.00004秒、1万分の385秒の誤差が出るそうです。

その誤差は、1日に約12kmになってしまうため、それを補正する必要があるということです。

今、建設中のスカイツリーの展望台で働く人は、時間が進むのが速いために老化が進むかもしれませんね。(っていうほどのことは無いですけど・・・。)

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