日本の財政非常事態

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さて、日本で「財政非常事態宣言」という言葉が出てきたのがいつだかご存知でしょうか?

朝日新聞で「日本の財政は非常事態である」と書かれたのは1982年なので28年も前のことです。そのときの日本の借金は96兆円。現在の借金は864兆円。

ずーーーっと日本は非常事態宣言を出し続けながら生き延びています。

「日本経済復活の会」では、政府が紙幣を発行し財政出動による景気回復を提案していて、当時は理解できない人が多かったのですが、今は賛同者も確実に増えています。

私も最初は公共事業など国の歳出を抑えることで国が豊かになると思っていたのですが、実際は全然逆でした。

また、貨幣の過剰供給がハイパーインフレを引き起こすという不安を持っている人も多いのですが、今の日本の潜在的な生産能力から考えるとインフレになるような供給不足にはならないことも学びました。

ここ数年、失業率・就業率とも下がり続けています。

1989年に世界のお金持ちランキングの10位以内に6人の日本人が入っていたのに、現在は100位以内に誰もいません。

日本は確実に貧乏で技術不足の国になっています。

海外では、「日本を反面教師に」という声も多いと聞いています。アメリカや中国は積極財政を行っています。

定額給付金を一人50万円を5年間行うなどの政策が必要です。日本経済新聞社のNEESというコンピュータでの計算では、2000年度から毎年50兆円の景気対策(公共投資+法人税減税)をしていれば2004年度にはすでに名目GDPは673兆円になっていたという結果が出ています。

さて、2009年12月30日、ちょうど去年の終わりに政府が新成長戦略というのを発表しました。

それは、

「2020年までの平均で名目3%、実質2%を上回る成長。2020年度の名目GDP650兆円を目指す。」

ということでしたが、数字の根拠が示されていません。

「日本経済復活の会」の小野会長が財務省に問い合わせたところ、説明は無かったそうです。

おそらく、昨年のGDP473兆円に成長率3%を掛けたら654兆円になるので、それが根拠かもしれないと小野会長がおっしゃっていました。電卓で簡単に出しただけの政府案という印象です。

しかし、実際は2010年度の成長率は0.4%という内閣府の予想があるので、

473×1.004×1.03×・・・×1.03=638

で650兆円に届かない。(>_<)

でも、とにかく成長率の目標を示したことは大きな進展だと思われます。

デフレムードが浸透しすぎてお金を使う人が減り、ますます景気が落ち込んでいきますので、より早く政府の景気対策で国民の気持ちを暖かくしていく必要があると思います。

 

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