「治具(ジグ)」という言葉、一般的なのかどうかは不明ですが、製造業では当然のように使う言葉です。
仕事をする上で欠かせないものです。
治具の良し悪しで品質も変わりますし、作業効率も変わってきます。
たとえば、
「セロハンテープを10センチの長さに切る」
という場合、2~3本ならいいのですが、100本、200本という数になると、何かの工夫が必要です。
その場合、10センチの長さ分を引き出すと自動的に止まる仕組みにするとか、何か自動化をすれば良いのですが、そこまで大掛かりなことはできないときに登場するものが治具になります。
具体的には、10センチの長さの板が1枚あるだけで作業効率がかなり違います。
テープの長さをいちいち測るのではなく、10センチの板に合わせてカットするだけなので作業がスムーズになります。これは、9.5センチとか11.5センチとかの半端な長さのものを作るときにも使えるワザです。
大量に、すばやく、同じ品質で、というのは製造業ではあたりまえのことで、各メーカーごとに様々に工夫された治具があります。
私の会社にも、色々なところで小さな工夫がたくさんあります。
パソコン関係の作業で言えば、ソフトのカスタマイズに当たる部分です。
家庭内でも、「同じ動作をする」「決まった数量を繰り返す」というときなどは何か楽にできる手段を考えるのがいいですね。(*^_^*)
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