キーロガーは、パソコンをやっている人は知っていると思いますが、今は一般的にはスパイウェア(パソコン内部の情報を外部から勝手に収集するためのソフト)などのマルウェア(悪意のあるソフトウェア)ということで知られています。
キーロガーとは、文字通りキー操作を記録(ログ)するものです。
毎回同じ入力を行うときには便利な仕組みで、エクセルのマクロや、ゲーム機のキー操作を記憶させるハードウェアも同様のものです。
問題になっているのは、キー操作を盗もうという目的で仕掛けられたソフトウェアです。っていうか、何の脈絡も無くいきなりこういう話題になってます。(^_^;)
で、1番問題なのは、ネットカフェだと言われています。誰かが仕込んでおいて、ネット銀行のIDやパスワードなどの情報を記録し、仕掛けた人に送ってしまいます。
対策としてソフトウェアキーボードを使ったり、パソコン側のスクリーンキーボードというツールを使ったりしますが、普通は自宅や職場ではあまり心配はいらないような気もします。
ウィルス検知ソフトの宣伝では、スパイウェアやキーロガーなども気をつけるように言っていますが、とにかく、普通に生活していれば大抵は大丈夫です。
一般的ですが、予防するために普段から気をつける行動を改めて整理すると、
1.友人・知人でも、できればUSBメモリーやSDカードのファイルの受け渡しは自分で行う。
2.上記で移動したファイルや、メールの添付ファイルの「.exe」という拡張子のファイルはクリックしない。
3.プログラムファイルをダウンロードするときには、ベクターなどの有名なところ以外からは行わない。
4.友人、知人を含む他人にパソコンを触らせるときは一緒に見ている。
5.WINDOWSのアップデートは必ず行う。
WINDOWSのアップデートに関しては、ソフトの誤動作や未対策の部分を修正してくれるので、アップデートしておかないと物理的に外部からのいたずらを防げない可能性があります。
以前にも書きましたが、IDとパスワードに関して、パスワードはできるだけ頭の中に入れておいてノートやパソコンで管理しないことがお勧めです。
キーロガー対策やIDとパスワード管理を便利にするために、情報を暗号化して管理して、さらに自動入力をやってくれるソフトウェアもありますね。
たぶん暗号化された情報は大丈夫だと思いますが、そういうソフトウェア自体のパスワードの管理もとても大切ですね。
私は、上記のようなことをきちんとしておけば、ウィルス対策ソフトは安価なものでも十分だと思っています。
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