きのうも定例会に出席しました。
国会議員の方々は、参議院議員選挙で忙しいようでなかなか講師をしてくださる方がいないため、今回は新しい技術を持っている会社の方が講師をされました。
小野会長のお話は、やはり積極財政についてで、各種のシミュレーション結果などを交えて解説してくださいました。
アメリカFRBのバーナンキ議長の1期目(2006~2009年)では資産買取で14.4兆円の運用益が出ているそうです。
また、アメリカの景気対策では、2009年10~12月のGDPを1.5~3%押し上げました。また、150~200万人の雇用創出・維持効果があり、公定歩合を0.5%から0.75%へ引き上げる出口戦略へと進んでいます。
金融危機でお金を刷りまくった諸外国と、刷らなかった日銀で、明暗の差が歴然としています。
コンテナの取り扱い数量の世界ランクは、神戸港が1980年の4位から44位に、東京は1980年の12位から23位(国交省データ)と、経済活動が停滞してきているようです。
また、消費税を上げれば上げるほど実質GDPは下がるということを日経モデルのグラフで解説されていました。
事業仕分けについて、私は自民党時代が長く続いたための税金の無駄遣いはバッサリやって欲しいと思っていますが、やはり今の時点では節約するよりも積極財政でお金をどんどん使うのが先だと思っています。
インフラ整備や教育、医療等々、民間企業ではできないことをやるのが政府の役割だと思います。
まずは「やらなければいけないこと」にお金を出して、その後で「無駄を削る」ということをやっていく方が景気が回復には良いのではないでしょうか。
あるいは、減税ですね。減税することによって税収は減りますが、その後は数年のうちに税収は増えるというシミュレーション結果もあります。
国会議員の中でも、積極財政を推進する人が増えてきていますので、大いに期待したいところです。
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