「待つこと」は、苦手な人が多いのではないでしょうか。
他にやりたいことがあったり、次の予定があったり、回答を急いだりと、「さっさと終わらせて次に行きたい」という気持ちがあるとイライラすることがあります。
楽しいことをしているときと、何かを待っているときでは時間の進み方も違って感じます。
日常生活においては、「待つこと」は意外に多くあります。
信号待ち、パソコンの起動待ち、お湯が沸くのを待つ、店のレジで会計を待つ、順番を待つ、電話を待つ、TV番組が始まるのを待つ、誰かが来るのを待つ、晴れるのを待つ、等々です。
のんびりと生活しているときと、せわしなく活動しているときでは、「待つこと」の感じ方もかなり変わってくると思います。
さて、この「待つこと」というのは、非常にパワーが必要なことではないでしょうか。
心の余裕が必要ですし、忍耐力も必要です。
子供と遊ぶときには、子供のスピードに合わせる必要がありますし、会話が通じないことが多いので忍耐力も必要ですが、その忍耐力は「待つこと」に関するものも多そうです。
対人関係においても、「自分の話をわかって欲しい」とか「早く結論を出したい」という気持ちになると待てなくなります。
ゴールデンウィーク中は車の渋滞も多いですし、どこに行っても混雑して待たされることが多いと思います。
「早く次の行動がしたい」とか、「これは無駄な時間」とか、「となりの人の方が早い」と悔しがったりするのは、疲れていて早く帰りたいとか、誰かが待っているとか、お腹が空いているとか、色々な理由があると思いますが、そのときに
「自分は何でこんなに急いでいるのかな?」
と思うことで気分が楽になることがあります。
と言いつつ、「待つこと」について気分を紛らわした方がいいという話をしたいわけではありません。
完全に健康な人は、待っていてもイライラしなさそうなので、色々な面でスムーズに行くだろうとも思うところもあったりますので、健康を維持する話にしたいところですが、それでもありません。
全然話は飛びますが、今回の要点は2つです。
1.対人関係においては、「相手を待つ」ことによって良い関係が生まれる。
2.ビジネスにおいては「相手を待たせない」ことによって顧客が増えていく。
ということです。
「自分は待つ、相手は待たせない」ということを心がけるとうまく行くことが多い気がしています。(^^)
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