世界情勢は、まだまだ不安になる話が多くあります。メキシコ湾原油流出、朝鮮半島の緊張、ギリシャを始めとする欧州経済の問題、中東の緊張、日本では口蹄疫、失業、政府のリーダシップの不在、等々単語として並べるだけでもここのブログの最長記事になりそうです。
平和に暮らしているのは、「情報を遮断して自給自足している人だけ」ではないかと思う今日この頃です。
さて、
「不安=生命の危機」
という数式は成り立ちますか?
次に、これはいかがでしょう?
「お金の心配=生命の危機」
お金が無くなると生命に危機を感じ、生命の危機はお金が大量にあれば回避できそうです。
多くの場合、
「お金が無いと生きていけない」
という気持ちを持っていると思います。
言い方を変えると
「お金さえあれば生きていける」
となりませんか?
上の数式をまとめると、
「不安=お金の心配」
になります。冒頭で述べた様々な不安材料は、お金で解決できそうですか?
逆に、
「お金が無いと解決できませんか?」
お金が無ければ世界平和は無理でしょうか?
現代は、衣食住、医療、友人、寂しさもすべて「お金さえあればなんとかなる」という気分にもなります。
そして、「お金」は、いつの間にか空気や太陽のような、生命に必要なものになっています。
世界平和を達成しようとする試みの中に、当然ですが、
「全員がお金持ちになればよい」
という考え方があります。共産主義もお金の心配を排除するという理想から生まれたものだと思います。
さて、もしもすべての人が裕福になったとしましょう。問題は無くなりますか?
おそらく、みんなが美味しい物を毎日食べて遊んで暮らすようになるような気がします。
そうすると、健康の問題が発生します。
もちろん、病院に行けばよいのですが、生活習慣を直さなければ再発は必至です。
ただ、暴飲暴食が不安のストレスから来ている場合には、健康になる可能性も残されていそうですが・・・。
「世界平和」は、単に「お金の心配が無い」とか「健康」とか、「問題が無い」という消極的なものではなく、毎日を充実して楽しむ人々ばかりの世界だと思っています。
単に「争いごとや不安が無い」という状態では無く、「ひとりひとりが楽しく満足した人生を送る」ということがポイントだと思っています。
それはまた、社会全体の雰囲気にも影響があります。
古代インドでは、「人々の在り方が環境に影響を与える」とされています。それは、単に理想を話したものではなく、経験から言われた現実の話として伝わっています。自然環境にも影響があると言われています。
世界平和を実現するためには、「お金」や「健康」という外からのアプローチも重要ですが、それと共に個人の単位で「内側からの至福」ということも重要です。
それは、個人の至福が、「毎日の充実」や「自然環境の調和」をもたらし、それがまた世界平和の大切なポイントだとも思うからです。
私は引き続き、このような問題にも取り組んでいきたいと思っています。
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