10年日記

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10年日記というのがあります。

1冊の日記帳なのですが、1ページに10年分書くことができます。

つまり、例えば6月20日のページは2010年から2019年まで同じページに日記を書く仕組みです。

私は、その日記を13年ぐらい続けました。

1冊は完全に終わり、あとは途中でやめました。

日記の内容は、どこへ行って何をしたとかいう記録がメインで、自分がどう思ったかなどの感情面はあまり書きませんでした。

ただ、どこで何をしたかを読み返すと、自然にその時の気持ちも思い出せる感じはします。

たとえば、「プールへ行った」だけだったら楽しかったんだろうと思いますし、「忙しい中プールへ行った」という場合は、あまり乗り気ではない様子です。

「忙しい中、プールへ行ったけど楽しかった」の場合は、完全にプール優先で楽しんでますね。こういう表現をするときは、たいていは仕事や他の用事に振り回されているようなときです。

ある1日を振り返って思い出すとき、楽しい日だったら楽しいことを思い出します。悲しい日には、楽しいことは思い出せないので「仕事の件で打ち合わせが多かった」とか「けっこう距離を歩いた」とか楽しくないことが書かれています。

他の人が見てもわからないと思いますが、自分の記録としては感情も含まれているわけです。

日記を付けてみると、毎年の変化の大きさがすごくて、1年後の自分は想像出来ない感じです。

仕事の内容も、住むところも、趣味も人間関係も色々と変わります。

それも10年日記の楽しいところのひとつです。

ただ、「持ち歩くのが大変」なのと、「紛失するのがイヤ」なので旅行等には持っていかず、そのままつい書かずにいたりして数日分をまとめて書くこともありました。

慣れてくると、旅行先や出張先で日記の内容を手帳に書いておいたり、パソコンに入力するようにして、それを後日改めて日記に書き写すようにもなりました。

そんな頃、パソコン用の日記ソフトも色々と試すようになりました。

なんといっても全文から気になる単語をピンポイントで検索できるのが便利です。

「あれはいつのことだったかなぁ。」

なんていうのもすぐにわかります。

で、パソコンに移行しようかと思ったのですが、パソコンの日記は文章の量に制限が無いところが逆に弱点のような気がします。

10年日記は、3行という決まったスペースだけなので、ある程度同じような感覚で毎回書くことができます。

書く量が決まっていないと、たまに長文になってしまったりして時間の無駄を感じたりします。

その辺で多少混乱もしてきて、しかも過去の日記は全然読み返さないし、記録は特に役に立たないような生活だったために、結局日記はやめました。

何かあればミクシーとかblogに書いてますので、それで充分な感じです。

でもまあ、自分の行動を記録すること自体は好きなんだと思います。(^^)

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