たまに、このブログでインドの古来から伝わる知識である「ヴェーダ」の話をしていますが、私の自宅も「ヴェーダ」の知識が活かされています。
文献としては、「スターパティア・ヴェーダ」という建築学で、それが中国に伝わって「風水」になったと言われています。
私の自宅は、「スターパティア・ヴェーダ」のコンサルテーションを受けて設計されています。寸法はセンチを使うので、大工さんはちょっとやりにくかったようです。
玄関の向きやトイレの方角、その他色々と細かいルールがあります。
日本ではまだ10数件しかありませんが、海外ではけっこう建物があります。インドでも大規模な集合住宅が作られています。
日本では、ほとんど知られていないのですが、先日、知り合いから「ウィキペディアに面白い記事が載っている」と連絡がありました。
ここです。
この中で、「現代における再評価」というところがありますので、引用します。
--------------------------ここから引用
インド本国においては近代以降、ヒンドゥー寺院建築などに細々と伝えられるのみで衰退していたが、近年欧米諸国での注目が逆輸入される形で再び隆盛してきている。
最近では、世界有数の大富豪といわれるリライアンス・グループのムケシュ・アンバニ会長が、ヴァーストゥ・シャーストラに基づいた総工費2000億円ともいわれる自宅を建設していることでも話題になった。
同時に本国以外、特に米国では急増するインド系市民を核に一般層や企業にも広がりつつあるといわれる。
また、マイクロソフト社、amazon.com、ボーイング、世界銀行、NASA、オラクル社等が社屋の設計にヴァーストゥを取り入れたと言われる。
また、日本の研究者にはより現実的な観点から、ヴァーストゥ・シャーストラの朝の日光を特に重視する考え方などについて、概日リズム睡眠障害や情動障害などにある一定の効果があるとされる光療法と同様の効果や過度の紫外線による影響を予防する効果(日中に比べ朝は紫外線が弱い)を指摘するものもいる。
--------------------------引用ここまで
例えば、食事は家の中の南の部分で食べると良いと言われています。それは、その場所が1番消化力が高まるからだそうです。
同様に、知力が増す場所、瞑想に適した場所、接客に良い場所などがあります。
「インド風水」と呼ばれることもあるようですが、中国の風水とはけっこう違いがあります。
インドの「ヴェーダ」は、人生を快適に過ごすための知恵の宝庫です。
「ヴェーダ」について、だんだんと知名度が上がってきているようで、ちょっと嬉しいです。(^_^)
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