先日お話をした特許の証書が届きました。
嬉しいです(^^)
今の時点では競合メーカーも無く、マネする人もいない状況なので自己満足的な感じもありますが・・・。
ただ、「金色でサビに強い特殊な合金」という特徴に関して、「他には無い」ということと「独占的に販売している」ということについては、わかりやすくなったと思います。
特許を取得するまでに約10年かかっていて、友人からは「特許って大変だね」と言われたりしますが、本当はもっと早く取得することもできました。
そもそも、「金属の配合に関する特許は取りにくい」と言われていて、特に「○○の用途に使用するために適した素材」という特許は取りやすいようなのですが、「金色」とか「サビに強い」というような特定の用途以外の、「素材の特徴の特許」は取得しにくいと言われていました。
特許を取得するには、まず「特許出願」があって、その次に「審査請求」をします。
「審査請求」とは、出願された特許について特許庁が全部調べるのは大変なので、本当に特許を取得したいという人の出願だけを改めて審査するためのものです。
「とりあえず特許を出しておけ」という人もいるので、そのシステムの方が出願料も安くて簡単で、特許庁も忙しさが軽減されるわけですね。
私が出願した当時は、審査請求をするまでには7年間の猶予がありました。出願から7年間のうちに審査請求をしないと無効になります。
最近は、審査請求は3年以内に出すように改正されました。
審査請求をして拒絶通知が来ますと、当然ですが特許として認められません。
話を整理しますと、特許を出願して審査請求をした場合、拒絶されて特許が取れないとすべてが無効です。しかし、審査請求をしなければ無効になることは無いので「特許出願中」の表示のままビジネスができます。
そのため、「特許出願中」という表示のまま販売を続けるほうが有利なため、審査請求をしないまま6年間ぐらいが過ぎました。
そして、審査請求の期限の少し前になってから審査請求をしました。ちなみに、特許の書類を書いて出願までは自分でやりました。審査請求に関しては、拒絶通知への反論の仕方がわからないので弁理士さんにお願いしました。
それからまた2年ぐらいは「特許出願中」でビジネスを行っていました。審査請求をすると、審査している期間も「特許出願中」で大丈夫です。
で、いよいよの結果発表ということで、特許庁から手紙が来ました。
それはやはり「拒絶通知」でした。(^_^;)
拒絶の内容を見ると、文章の修正という感じだったので、弁理士先生のアドバイスで再度提出。
その後、もう1回の「拒絶通知」の後、無事に特許が認められたというわけです。
今後は、「特許取得」ということで販売にもますます力を入れていきたいと思います。(^^)
ちなみに、素材については「プラネットゴールド」という商標も登録済です。
コメントする