ビールは好きですか?
とりあえず乾杯のときだけビールを飲んで、あとは焼酎とか水割りにする人もいますね。最近はハイボールなんていうのも人気だと聞きます。
こう暑くなってくると、仕事が終わったあとのお酒の時間を楽しみにしている人も多いと思います。
友達と会って話をする楽しさ、そして仕事からの開放感。
さて。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
あ、いきなり突き落とすような感じになってますか?大丈夫ですか?
「なぜ、仕事が終わってビールを飲むのか?」
について、改めて考えてみましょう。
インドの健康法のアーユルヴェーダでは、暑い日が続いたり仕事が多かったり思うように物事が進まないと、体の中の「ピッタ」という質が乱れると言います。
乱れたピッタを静めるには、涼しい環境にいたり、甘いもの、苦いものを食べたりすると良いと言われています。
ビールには、「甘い」「苦い」というピッタを落ち着かせる要素が入っています。「甘み」は感じない人もいるかもしれませんが、かなりの量の砂糖が入っています。
また、ビール自体には「あたたかい」という質があるのですが、冷蔵庫で冷やされているので「冷たい飲み物」となっていて、暑さによってピッタが乱れているときには飲みたくなります。
ここでもう1度考えるのは、
「自分が欲しかったものは、本当にビールなのか?」
ということですね。
夏にビールは定番ですが、飲んだ後には体が温かくなります。本当は、体が涼しくなって欲しいところですよね。
それと忘れてはいけないのが、
「アルコールの禁断症状」
です。お酒、タバコは中毒症状が出ます。「我慢が出来なくて雨の日の夜でも傘を指して買いに行くものシリーズ」です。
私の経験から言いますと、お酒の場合は約2週間ぐらいが依存期間です。お酒もタバコも、禁断症状が出ているときは通常の1.5倍ぐらい美味しいです。
でも、2週間以上経つと、別に欲しくなくなります。その後の「最初の一口」は、それほど美味しくもありません。
私のオススメは、まずは
「ちゃんと水分を補給すること」
です。のどが乾きすぎるとビールを飲みたい気分になるときがあります。特に午後に仕事が忙しくて水分補給が出来なかった夏の日はビールが美味しいですね。
そして、甘いものや苦いものを摂るようにしましょう。ラッシー(ヨーグルトの水割り)、果物や夏野菜がオススメです。
インドの知恵では、「ピッタティー」というハーブのブレンドティーがあります。夏の暑い日には甘くて美味しく感じます。
食べ物以外にも、夏のピッタを落ち着かせるのに良いことはまだまだありますが、今回の話に関連していることに、「笑い」というのがあります。
実は、「笑い」というのもピッタを静める効果があります。イライラした気分が落ち着いたりします。
そんなわけで、夏の「笑える飲み会」は嫌なことも忘れられるし最高に楽しいと思います。
が、
次の日以降のことを考えると、午後は水分を補給し、仕事が終わってから瞑想をして、それからスッキリした気分で友人と会って、お酒無しで大笑いをする、というのが夏のすごし方としてはオススメです。
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