きのうは、カメラの電池切れで写真を撮れませんでした。携帯電話は写メを1枚撮ってアメブロにアップしたとたん電池切れ。(>_<)
まあ、よくあることですね。(*^_^*)
さて本題です。
今回のゲスト講師は大石 久和 先生です。プロフィールは、
国土学アナリスト
(財)国土技術研究センター理事長
早稲田大学大学院 公共経営研究科 客員教授
東京大学大学院 情報学環 特任教授
京都大学大学院 経営管理研究部 客員教授
『われわれの将来世代への責任 -危機にある日本- 』
大石氏は、「国土への働きかけ」という人間の営みを、時間軸と空間軸で捉え、俯瞰的・相対的な視野に立って、国土経営のあり方を考える「国土学」を提唱されています。
著書は『国土学事始め』(毎日新聞社,2006年3月)
『国土学再考 「公」と新・日本人論』 (毎日新聞社,2009年2月)
主に公共事業の中の道路について、イギリス、フランス、ドイツ、中国、アメリカ等の国と日本との比較をお話してくださいました。
日本は地震が多く、台風などの自然災害もあるので高速道路や鉄道などの公共事業は他国と比べて費用が多く発生する点を指摘されていました。
耐震偽装問題がかなり騒がれましたが、耐震構造について考えなければ建設費がかなり安くなるということが事件の根底にあります。フランスなどのように地盤がしっかりした国では、耐震偽装問題の構造よりも更に簡単な作りでもビルを建てることができるそうです。
「安く作りたい」という場合は、耐震構造を簡略化すれば可能ということですね。
日本で道路や鉄道を作ると必ず橋やトンネルが必要ですが、それらも耐震構造となっています。
そうすると、同じ費用をかけても日本の場合には距離が短くなります。全国的な道路網の比較をすると日本は他国よりも遅れていることがわかります。
九州から東京へ果物などを出荷するようになっているそうですが、宮崎県は高速道路が無いために鮮度が落ちる東京へは出荷できないそうです。
「公共事業は悪」
というイメージが多く、老朽化した橋なども修復できない状態が続いています。
問題は談合や一部の建築業者が利益を独り占めしていることだと思います。そのあたりのことは実際のところは不明ですが、道路関係の公共事業は日本はもっとやるべきだと私は思っています。
自動車のカタログ燃費は、都内ですとまったくカタログ値は出ません。その原因のひとつが「渋滞」です。
日本は他国と比べると渋滞が多く発生しています。夏の渋滞はクーラーもガンガンかけるので燃費も悪くなる上に都市部の熱源問題にもなります。
東京の一極集中の問題も道路の整備と関連はあるようです。
例えば、銀座から大宮や千葉、横浜などへ8車線の高速道路があるとどうなりますか?
幸い、関東では圏央道もかなり開通してきていますし、道路もかなり整備されています。
ただ、それでももっと交通の便を良くすることも必要だと思います。
「日本の道路は建設費が高いが、作っていかなければならない。」
ということの再認識をしてきました。
日本経済の活性化という視点からの感想です。
コメントする