いよいよ、8月2日よりレバレッジ規制が始まります。
これは、FX(外国為替証拠金取引)の取引についての規制です。
レバレッジについて話をすると長くなるので簡単に言いますと、持っているお金よりも多くのお金を動かせる仕組みのことです。
つまり、100円しか持っていないのに1000円の買い物ができることです。
1ドルが今は約90円ですが、米ドルの売買をするときに90円で買って91円で売ると1円の儲けになります。
しかし、たった1円です。
できれば、90万円で買って91万円で売りたいですよね?
だいたい、動くのは1日に多くても2~3円で、ポンド円などは10円以上動いたりもしますが、90万円を買って損をしてもせいぜい5万円というところです。
ですから、10万円を持っている人は10万円まで損することができるので、90万円の米ドルを買って85万円まで下がってしまったら強制的に決済するようにすれば追加するお金も必要ありません。
このように、レバレッジを効かせて大きな金額を動かすのが証拠金取引と呼ばれるもので、「証拠金」として最初にお金を入れておけば、その損失が出るまでは自由に取引ができるものです。
しかし、最近はレバレッジが大きく、1万円で500万円分の取引ができるようにもなっていました。
瞬間的に値段が動くと、最初の証拠金では足りなくなって追証が発生することがあります。
追証が発生しなくても、レバレッジを大きくすると予想外の損失が出る場合もあります。
そこで、レバレッジ規制というものが始まったようです。最終的には25倍ぐらいになるとか?
この話も書くと長くなりそうですが、
「日本人は自己責任という教育を受けていない」
という思いが強いです。自分の損失を事前にきちんと計算しておけば、レバレッジが1000倍でも1万倍でも全然大丈夫です。
それを法律で保護する必要はありません。
しかも、
「海外のFX会社に口座を持てば高レバレッジで運用できる」
のですから、本気で規制する気があるのかも不明です。なにもかもが中途半端です。
しかも、証券業界とか海外の何かと日本政府との陰謀説も出ています。
「国民のために」
という印象はまったくありません。
FXはバクチに似ているという声もありますが、バクチに関しても自己責任というものが無いので禁止になっていると思います。競馬やパチンコが存在しているので、そこも中途半端ですが・・・。
FXのレバレッジについて規制をするのはしょうがないのかもしれませんが、自動車免許のように試験を受けて免許を取った人には規制をはずして欲しいと思います。
レバレッジ規制の本当の目的も、なんでそうなっているのかも理解できない人の方が多いのではないのかな、という感じです。
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