超おぼろげな記憶なのですが、昔、郵政民営化の法案を決定するときに、自民党の総務会の伝統を破って決議されたと聞いています。
それは、今までのやり方を変えた「全員一致では無い決議」になったということです。
郵政民営化の外圧工作と呼ばれるものの一例として、たまに話題になっていますね。
「全員一致で決まる会議というのは、ありえない」と思う人もいるかもしれませんが、まさにその通りで、
「短時間で全員一致になるのはありえない。」
ということだと思います。
つまり、長い時間をかけて話し合う必要があるということですね。私も以前ブログで書きましたが(いつだったか不明)、「同じ情報を持っていれば同じ結論になる」と思っていますので「全員一致」はすばらしいやり方だという認識があります。
昔の映画で「十二人の怒れる男」というのがありましたが、それには裁判の陪審員が長時間の話し合いで結論を出す模様が描かれています。
ただ、ひとつだけ注意する点があると思うんです。
それは、どこかで聞いてきた名言(?)ですが、
「まずいラーメン屋が何人集まっても、うまいラーメンは作れない。」
ということです。
無罪か有罪かというような、証拠を元に「やったか、やってないか」というものを調べるのであれば良いのですが、何か将来へ向けての未知のものへの対応については、
「全員一致で間違える」
ということも必ず起こります。
なんでもそうですが、「その道に精通した最高の人」を探して意見を聞くことが誤った行動を防ぐ最善策だと思います。
つまり、
「考えられる限りの最高の知識と経験がある人を含めた、全員一致」
が理想ですね。
なんにしろ、話し合いというのは時間もかかるし大変なことなのですが、「全員一致」の理想を目指したいと思います。
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