今月も「日経トップリーダー」の紹介です。毎回言っていますが、経営者必読の本です。
内容を具体的に紹介してみます。
まずは、「編集長の直言」です。成城石井の大久保恒夫さんという方の改革手法のお話です。「決断と実行」の大切さを話されています。すぐに決断し、すぐに実行、そしてそれを継続ですね。経営者だけでなく、リーダーと名の付く人は勇気を出してやっていく必要がありますね。
次の記事、「敗者の錯覚」というタイトルもなかなかいいところですが、部下に対して「なるべくやっておくように」と言っても誰も動かない話。そして、リーダーとしてやるべきことの話です。
そして特集は、「五感経営」で「中国企業にはできない、日本の十八番」という記事です。新幹線の車内販売で平均の4倍を売り上げている女性の話はとても興味深かったです。日本人ならではの気配りを改めて知ることができます。
日本企業は中国企業に押されていますが、安易な値下げで対抗せずに自らの強みを再確認すべきだということで、様々な良い事例が紹介されています。
「野茂のコトバ」では、今月もメジャーリーグにいたときの話題が紹介されています。日経トップリーダーは、「人と人」という繋がりをとても大事にしていると思います。こういう記事を読んで心が温かくなります。外は暑いから涼しくなりたいところですが・・・。
そして、「富士そば」ですねー。アメブロの友人で、「富士そばに行きたい」と騒いでいる人がいて、東京に来たときに真っ先に行って食べていました。自分は「なんで富士そば??」と思っていたのですが、今月号の特集記事を読んだら行きたくなりました。(^^)
「任せる経営」で日本一のそば店チェーンになったのですね。とても興味深いです。
「九州教具」というリピーター率8割のビジネスホテルの話の記事もありましたが、そちらにも行ってみたいと思いました。みんな、一生懸命やっていますね。
今月の「星野リゾート」は、なんと中国進出の話でした。さすがですね。どんどん進んでいる方々の話を聞くと励みになります。
あとは、カイゼン、事業継承の記事も読み応えがあります。
「世界一ほっとする時間」は、高級クルーズの話。いったいどれだけお金がかかるんだろう、という贅沢な船旅の紹介でした。すごいことです。
他の記事も色々と面白いものが続きます。
で、「銀行付き合いのヒケツ」という記事は最終回だったのですが、「銀行員を使い倒す」という記事は良かったです。自分ももっと銀行の人に自分の会社の評価を聞いてみようと思います。すぐに実践できる記事がけっこうあるのもいいところです。
「日式小企業成功大作戦」は、日経トップリーダーの他のページと全然違う語り口調ですが、勢いがあって楽しめます。本人は真剣なのですが、文章が面白いです。
と、これぐらいにしますが、ひとつひとつの記事について紹介したいぐらい、今月も読み応えがありました。
頑張っている人達がたくさんいるという励みにもなりますし、実際的な内容も多いので、この本はお勧めです。
コメントする