法人税の問題点

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最近は法人税を安くする可能性が少し出てきているようですが、私は法人税に関しては無税にするか、やり方を変えたほうがいいと思っています。

また、宗教法人も経済活動を行うのであれば課税すべきであると思います。

法人税の問題点は色々ありますが、そのひとつに減価償却があります。

減価償却は、会社の利益を正しく計算するための工夫です。

例えば、パソコンを20万円で買ったとすると、その年は経費として20万円かかったことになります。

しかし、パソコンは数年間は使えますから、その次の年以降にはパソコンは経費として必要なかったような錯覚をしてしまいます。

そこで、例えばパソコンは4年間使えるから、その長い期間で割って経費として計算する仕組みになっています。

それ自体は良いと思います。

問題は、法人税です。

最初の年に、例えば1,000万円の利益が出たとします。それで現金で1,000万円の仕事用トラックを買ったとします。

そうすると、減価償却の仕組みのために、その年の経費として全額計算されません。

減価償却には種類があり、初年度を大きくすることもできますが、それでもたぶんトラックは4割ぐらい。

つまり、約400万円だけが経費として計算されます。

その結果、残りの600万円がその年の利益として計上されるので、法人税が例えば40%とすると240万円を支払わないといけなくなります。

1年間で利益は出たものの、手元に現金が無いのでどこかから借りてくるかトラックを売らないといけません。(>_<)

こういう事態を避けるために、トラックをリースしたりします。5年リースだと、1年分に払ったリース料が経費として認められます。

しかし、1000万円の利益が出てトラックをリースした場合、例えば毎月20万円の支払いだと1年で240万円なので、760万円の利益が残ってしまいます。しかも、それは翌年以降の話で今年度の利益は残りるために、結局法人税を払わなくてはならなくなります。

そこで、費用として認められるような備品や消耗品を買って経費を増やすことになります。

本当は、備品や消耗品を節約して現金を残したいですし、利益が出たらトラックも買いたいところです。

また、利益が出たら役員は自分の給料も上げたいところですが現在は決算の1年前に税務署に届け出ることになっていますし、利益の金額の制限も法律で決まっています。

利益が出たら、そのお金で最新鋭の設備を買ったり、飲食店であればインテリアにお金をかけたいところですが、税金を払うことを考えると他のものを買うことになったりします。

結果的に会社が繁栄していきません。

企業は人を雇っていて、その人たちの収入からも税金を徴収できるのですから、企業が繁栄して人を多く雇うほうがいいと思いますし、何か良い方法を模索できればと思います。

当然ですが、自分で会社をやっているため、税金は払いたくないのでこういう記事を書いています。

しかし、日本という国でインフラを整備してもらったりとか、安心して商売ができる基盤を作っていただいているのですから、「法人税」という形で貢献することは良いと思っています。

とりえあえず、減価償却と税金を連動させた取得税のような形になればいいな、と思います。トラックの金額を利益と考えて、その減価償却費に対して毎年課税するとか?

なんにせよ、法人税が無くなれば節約して将来のためにお金を貯めておけるので簡単なのですが、現状の法人税がそのままの場合には、何か良い仕組みがあればいいなと思います。

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