飛行機事故は自動車事故よりも少ない

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たまに聞きますが、

「飛行機の事故は自動車事故よりも少ないから安全」

という言葉も、それだけ聞くと突っ込みどころ満載という感じです。(^_^)

1.飛行機と自動車は厳密に比較できない。

2.軽微な事故はいいとして、気になるのは重傷や死亡事故。

3.運行時間の遅れなども人によっては「事故」と表現する。

4.確率論の話だとすると、飛行機の方が事故に遭わないという話にはならない。

5.この表現は、単に心配な人を安心させるための暖かい言葉と割り切るもの。

って感じでしょうか?

まず、1番重要ポイントの1番目ですが、

自動車の事故には飛行機には無い種類もたくさんあります。出会いがしらの事故、飲酒運転、速度超過、一時停止無視、等々で、イメージですが人為的ミスが多いと思います。自動車に多い整備不良も人為的ミスだと思います。リコール対象になるような最初からの不具合で発生するのは自分ではどうにもならない事故ですね。

一方、航空機に関してはできるだけ人為的ミスをなくすようなシステムが作られているのと、何か事故があったときにはメーカーも一緒になって再発防止を徹底的に行っていると思います。自動車事故は再発防止に関して飛行機ほどの気合は入っていません。

車の場合、「スピードを出しすぎて操縦ミス」とか「飲酒運転で電柱に突っ込んだ」というような事故は減ってはいると思いますが、まだあると思います。

自動車事故と航空機事故を比較するのは、比較対象が違いすぎるものです。違う種類の乗り物です。

比較するのであれば、ANAとJALとか同じような対象物にすべきですが、その話を聞いてもみんなつまらないでしょうね。(^_^)

せめて、

「よく整備された車をベテランドライバーが法定速度で運転するのと同じくらい安全なのが飛行機。」

という感じでしょうか。

「移動手段の乗り物」

としての安全度ランク付けという表現であれば、自動車よりも飛行機が上ということになりそうなイメージがありますが、利用した人の数に対する割合か、運用時間の割合か、台数に対する割合か、等々の分類があるのでそれぞれの数字が知りたいところです。

移動手段の乗り物としての安全度に「肩車」や「おんぶ」、「だっこ」も入ると飛行機は負けるかもしれません。

まあ、なんにしても「統計」や「アンケート」の数字はつい信じてしまいがちですので、なるべく気をつけましょう。

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少ないってのは、件数?1台あたりの割合?

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