私の会社でも「チェックシート」というものを使っていますが、たまに間違った使い方になっています。
チェックシートと簡単に言っても色々な種類というか、使う場面で内容も違っていると思いますが、今回の話は単に「やる事をチェックする覚書」というようなものです。
買い物をするときに、キャベツ・りんご・はくさい・豆腐などの項目を紙に書いて持って行く程度のものです。
作業をするときには、例えば「キャベツを切る」「りんごの皮をむく」などの行動チェックシートのようなものになります。
「間違った使い方」
というのは、チェックシートを見れば「誰でも間違いなくできる」という錯覚です。
「キャベツを買う」
というチェックシートは、「どんなキャベツをいくらぐらいで買うか」について知っている人が使うものです。
それで、誰でも使えるようにとチェックシートに詳しく指示を書いてしまうと慣れた人には使いづらいものになってしまいます。
要するに、チェックシートはなるべく簡略化して作った方がよくて、チェックシートを補完するのは「手順書」ということになり、それを教えて理解させるのが「社員教育」ですね。
新人にはチェックシートではなく手順書を見て作業してもらうようにして、慣れてきたらチェックシートです。
車の点検簿など、この手のチェックシートは多くありますが、各項目を理解した人が使わないとミスの原因になりますね。
チェックシートを使う人がどれくらいの理解度なのかを知る必要があるのは、それを指示する人です。職場では上司ですね。
例えば、買い物のメモを渡して違うものを買ってきた場合に、ミスの原因はそれを指示した人にあるということです。
不具合が起こったときに、「チェックシートを作って確認しながら作業するようにします。」という対策案を考える人もいますが、ベテランがやったミスならそれで大丈夫だと思いますが、作業内容を理解していない新人がやったミスの場合はチェックシートの作成だけだと再発する可能性がありそうです。
コストダウンの点から言えばチェックシートは無い方がいいので、可能であればチェックシートを使わない方法も考えた方がいいのですが、それはまた別の問題ですね。(^_^)
とりあえず、「チェックシートを作れば安心」ということはあるものの、それに頼りすぎると失敗するときもあるかな、という感じです。(^_^)
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