「ありがとう」という言葉について、けっこう気にする人がいます。
たまに聞くのですが、こんな感じです。
「あの人は『ありがとう』と言わない。」
「『ありがとう』と言っているとうまくいく。」
「『ありがとう』と心の中で言っていると病気が治る。」
等々、まだまだありそうですが、マナーの問題や礼儀、対人関係のテクニックや神様のご利益な感じとかもたくさんありますね。
感謝の気持ちは当然誰にでもあると思うのですが、その表現を相手に伝えるときの標準語が「ありがとう」で、ボディランゲージがメインの人やシャイな人は表現をしていても気づかれなかったりしてトラブルの原因になることもあります。
また、
「『ありがとう』と言うのが先か、『ありがとう』と言われるのが先か?」
という自問自答の話題になることもあります。
「にわとりが先か、タマゴが先か?」
に似ていますが、「ありがとう」というのは感謝の言葉なので、何かをしてもらったときに出る言葉ですね。普通は「ありがとう」は先には出てきません。
でも、何もなくても「ありがとう」と言っていれば物事がうまく行くという話があります。これは感謝の話ではなくてテクニックに属する話になると思うのですが、それでも「生きていることに感謝しているので、いつでもどこでも『ありがとう』と言う。」という考え方はアリですね。ただし、若干不自然に感じるのと、量産すると希少価値が失われます。(>_<)
まあ、それはともかく、「ありがとう」という言葉が出てくるのは、感謝しているときですが、更にいうのであれば「本人が幸せな状態」だと思います。
かなり困っているときには、誰かに何かをされて「ありがたい」と思っても、口に出すところまでは気持ちに余裕が無かったりします。
あるいは、別にやって欲しいことでもなかったので嬉しくないためにお礼も言わないということもあると思います。幸福な状況であれば、相手のその行為だけでも嬉しく感じる余裕があると思います。
ビジネスにおいては、「ありがとう」と言わない人は「現在うまく行っていないのかもしれない」とか、「その人はいままで良い教育を受けていないのかもしれない」と判断される材料になる場合もあると思います。
グループのリーダーであれば、お礼を出来ない部下にはお礼をできるようにする必要があります。部下がお礼を言えないと恥をかくのは上司です。
私の場合は、お礼については特に気にしていないというか気にしなさすぎと良く言われますが・・・。
「ありがとう」と素直に言える人はストレスも無くいい人生だと思いますので、「ありがとう」と声に出して言うか言わないかは、相手の状態を知るバロメーターのひとつぐらいに思っています。
で、ここからが今日の本題です。ここまでの話は、この先のために前振りしてました。
最近、未婚の人が
「あの人は『ありがとう』と言わないからダメだ。」
というのをけっこう聞きます。ビジネスや一般の人に向けてならまだいいのですが、結婚相手を決めるときには、「ありがとう」の言葉で判断するのはもったいない気がします。
「ありがとう」
と言えない人は、マナーを知らなかったり不幸な状況かもしれません。でも、それを「ありがとう」と言える状態にしてあげるのも結婚相手の役割のひとつだと思います。要するに、「相手を幸せにする。」ということですね。
見た目も性格も自分に合わないのであれば断るのはいいですし、断る理由を「ありがとうと言わない人」という結論で表現するのはいいのですが、結婚相手の条件に「ありがとうと言える人」というのは気持ちはわかりますがもったいない感じがします。選択肢が狭くなって婚期が遅れる気がします。それはその人の自由なのですけどね。
まあ、出来上がったものを望む人と、自分でカスタマイズしたり改造したりする人の違いもあるかと思います。って、結婚相手をカスタマイズとは言わないか。(^_^;)
他人の性格を変えることはできませんが、容姿を変えることとストレスを取り除くこと、そして「ありがとう」と言える人に変えることはできると思います。(*^_^*)
一日10回以上、「 ありがとう 」って言える人は幸せです
コンビニで、買い物をし釣銭を貰った時「ありがとう」
入り口で、先を譲ってもらった時「ありがとう」
何気ない一言ですが、言葉は行動してこそ意味をなす。
僕の好きな言葉です
>浄尋さん
ほんと、いい言葉ですよね。お互いに気持ちよくなりますし、環境も良くなっていくと思います。(^^)