ボトルネック

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たぶん、インターネットで調べれば詳しいことが書かれていると思いますが、ボトルネックの話です。

ボトルネックは「ボトルの首」のことで、ビール瓶などの上部の細いところを指します。(って、言葉をそのまま解説してるだけ・・・。)

色々な場所で使われることがある言葉のようですが、私が関わっているのは製造業なので、その観点からのボトルネックです。

製造業における「ボトルネック」というのは、「流れの良くない場所」という感じになります。つまり、ビンの口が狭いために流れが悪くなっているということですね。広口ビンであれば中身は一気に流れ出ます。

製造現場でのコストダウンをするにはボトルネックの場所を見つけることがとても大事です。

たとえば、カレーライスを100人分作ることを考えてみましょう。作業するのは10人で、10時間で作るとします。

色々と計画を立ててスムーズにいけばきちんと終わりますが、何故か15時間ぐらいかかってしまったとします。そのときに原因を探すのですが、注目するのは「待ち時間」です。

作業を待っている人がいたために遅くなったと考えるのが普通です。材料が到着しなかったとか、道具が壊れたとか、不測の事態もあったかもしれません。

その中で、「ジャガイモの皮をむくのが一人しかいないために、それが終わるのを3人が待っていた」ということがあるかもしれません。

これが「ボトルネック」の部分です。

当然ですが、皮をむくのを2~3人にすべきです。そしてその適切な人数を算出するには次の工程が「待っている状況かどうか」を判断基準にします。

製造業の場合、1台が高価な設備のために台数が不足し、それがボトルネックになっている場合もあります。また、工程の順番や移動距離、伝票などの作成等々で作業者に待ち時間が出ることがあります。

「待ち時間をゼロにする」というと作業者にとっては聞こえはよくありませんが、「立ってボーっとしている時間をなくして、まとめてゆっくり休んだ方がいい」という説明をすれば理解も得られます。

ボトルネックの考え方で作業を見れば、15時間かかっていたものを10時間で作れる可能性があるということですね。

経済学で言えば、インフレの原因が「需要に対して供給が不足している場合」には「ボトルネック・インフレ」とも呼ばれているようです。

個人の生活においても「時間を節約する」あるいは「時間を生み出す」という必要がある場合には、ボトルネックの部分を探すのが良いと思います。

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コメント(2)

ボトルネックですか!物、お金の流れが悪くなると経営に直結してきますから経営者として一番注視する箇所ですね。

twitterでお世話になっていますMr.Kです。(http://twitter.com/#!/Mrk20010105)
印鑑のゴールドって魅力的ですね。当店の商品にあるMAXローラー&RRローラーに貴社のゴールドが使用できればいいなと思います。

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