昔から気になっていたのが「ランダム」です。ガンダムに似ているのは発音だけで全然違うものです。
辞書で調べると「無作為」とか「任意」とありますが、無作為の作為は人の意思なので、「人の意思では無い」で、「任意」は自分の意思ですね。ちょっと相反する気がします。と、イチャモンをつけてみましたが「自由に選ぶもの」という感じですね。
「アソート」というのは商品がバラバラに入っているという意味だと思っていますが、これは単に「詰め合わせ」という風に使われているようです。友人がよく面白い品物をアソートで持ってきてくれます。話が横道に行きそう・・・。
さて、ランダムというと、忘年会で行われるビンゴゲームなどがありますね。いくつかの玉があって、その中から1個がランダムに選ばれます。
コンピューターでランダムを作ることが難しいというのは昔から言われていますが、そもそもコンピューターはプログラムされるものですから、命令を受けなければ動けません。
ボタンを押した瞬間にプログラムが起動して数値を決定することは可能ですが、その「ボタンを押す」という行為はコンピューターにはできません。
「自分で無作為に抽出する」
という作業は不可能です。自分では考えることができませんし、行動のタイミングも指令の通りです。
「10個の中から1個をランダムに選ぶ」
というプログラムを作ることはできません。
人間が選んであげるしか方法がないですね。(どんなプログラムを組んでも選ばれる数値があらかじめ決定され、結果が予測できるので無作為な抽出とは言えません。)
では、ランダムに動いているプログラムはどうやっているのかというと、「擬似乱数」というのを使うそうです。いくつかの方法があるそうで、普通は完全にランダムに見えるそうですが、厳密にいうとランダムでは無いものです。
また、乱数発生ICというのがあって、内部のノイズを使ってランダムのプログラムに利用するそうです。それだと完全にランダムになりますね。
ロトなどの宝くじの抽選が未だにコンピュータを使わないのは、不正や見た目の問題もあると思いますが、乱数の発生が難しいという理由もあると思います。無いかもしれません。適当に考えています。(^_^;)
通常の仕組みとしては、人間がコンピューターを操作して、そのタイミングで数値を決定するしかありません。
「10個の中からボタンを押したときに1個が選ばれる」
というプログラムを作って、それが「ランダム」と言われているものになっているはずです。「1時間に1回、ランダムに選ぶ」という自動プログラムで「結果を予想できないもの」は苦手なはずです。
まあ、とにかくコンピューターはプログラムによって動くので、人間の指示通りに完璧に動きますね。間違った命令をしてもそのまま暴走を続けますし・・・。
コンピューターにランダムな仕事、あるいは自分で考えて動くことをさせようと思って色々と研究をしている人たちも多くいるということも、けっこう興味ある話だな、と思います。(^^)
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