「電線にとまっている鳥はなぜ感電しないのか?」
という話は、けっこう色々なところで聞きますが、たまに
「片足でとまっているから体に電気が流れない」
という説明をしている場合があります。
でも、明らかに両足で電線にとまってますよね?
理屈を知っている人は読み飛ばしてもらっていただければと思います。
さて、鳥が電線にとまっても感電しないのは、本当は足が絶縁物になっているからです。ゴムのように電気を通さない物質ですね。
という説明でこのブログを終わらせたい衝動に駆られながら続けます。
それはともかく、電気が流れている線の途中に、電球をつなげてみることを考えてみます。
普通は、電球の両端にコードが来ていますが、この場合はその両端がさらにコードでつながれている(ショートしている)状況です。
説明がうまくないのが私のブログの特徴ですが、電球の両端に電気が来ている状態で更にそこが線でつながっていると電球は通常のようには点灯しません。
それは、電球が「抵抗体」になっているためで、普通は電気はそこしか流れることができなくて逃げ場がないので抵抗体を無理に流れることになり、その結果として光を出すのだと思います。
話がややこしいですが、電気は流れやすい所に流れるということです。
電線に鳥がとまったとき、鳥の体が抵抗体になっているので電気が流れないというのがよく聞く説明です。
電気の線は2本で1セットですから、1本だけに触って体が地面などに触れていないのであれば、その場合も電気は流れないという説明もあります。
あとは、電線には絶縁のコーティングがしてあるので大丈夫という話もあります。普通に家庭でも使っているコード類と同じですね。しかし、電圧が高くなると感電することもあると思います。
そういえば、電気関係の仕事をしている人は絶縁靴を履いていますね。
ちなみに、絶縁物でも温度が高い状態が続くと絶縁性は悪くなるというのは経験上ありますが、それもケースバイケースかもしれません。
とりあえず、「片足でとまっているから」という説はどうなのかなー、と思ってます。
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