最近勉強中のベーシック インカムです。
共産主義のようなイメージです。
「すべての人が幸せに」
ということをお金の面から考える方法のひとつです。
従来の共産主義と異なる点は、「働くことを必要とせず、生きているだけで保証される」ということです。
たくさんの人たちが真剣に考えています。
とりあえず上記の2冊を読んだ時点では、「まだ意見がまとまっていない」という感じです。
何がまとまっていないのかというと、「すべての人にお金を渡す」という基本的なことは同じですが、その金額と方法の提案がバラバラです。
「ひとりへの支給額は8万円」という金額がだいたい基準になっているようにも見受けられます。その数字の根拠は、現在の国家予算から割り出されたものだと思います。
その「8万円」について多いとか少ないとかいう話や、食料品などの生活必需品は現物で支給する案なども議論されています。
私の感想ですが、「8万円」は少ないです。1ヶ月の生活費としては足りません。(^_^;)
確かに最低限の保証ですね。
たぶんすぐに遊びに使って無くなってしまいそうです。パチンコをやって増やそうとしたり、お金を借りて返済に充てたりする人も出てきそうで、誰も働くことをやめるわけにはいかないと思います。
ベーシックインカムの本の中には、支給したお金の使い道を監視すべきだという声もありました。
ここでの問題点は、まずは「8万円」という金額です。その金額に人を合わせるのは不可能です。
まったく自由な発想で理想をかかげるのであれば、支給金額も自由に決めるべきです。ただし、8万円を提唱している人もそれは理解していて、「とりあえず現実的な金額を提示した。」ということなのでその金額で決定しているわけでもありません。
さて、では支給額についてはどうかと思うと、私はひとり1ヶ月50~60万円、あるいは若い時には少なめにするようにして基準はひとり20万円、そして成人式以降は年齢×1万円だと誕生日が嬉しいかな、という感じだと思います。適当ですけど。
もし毎月50万円の収入があれば、生活費と遊ぶお金、旅行のお金があるので働く必要はまったく無くなります。
ベーシックインカムの議論は、そこからのスタートでいいのではないかと思いました。
「財源をどうするか?」と「働く人がいなくなる」という点ですね。
「労働は必要か?」という話も大切です。
例えばガソリンなど体に良くないものを扱ったり、危険な職場で働く人がいなくなる可能性があります。
全員の気持ちがリラックスして豊かな気持ちになれば、「人がいやがる仕事をする人ほど偉い」という価値観になるかもしれませんが、遠い遠い未来の話になりそうです。
今の「お金がある人が偉い」という価値観は変えていきたいので、結果的には「人の役に立つことが幸せ」ということになればいいとは思います。
あるいは、支給金額を決めずに「ひとりが無限にもらえる」ということでまったく決めずにやってみるのも面白いと思います。
ブランド品は明らかに「人と自分を比べたときに必要なもの」なので不要になりますし、フェラーリも誰かとシェアすればいいわけですし、意外にお金を使う人は少なくなりそうな気がします。
ベーシックインカムは、あくまでも「お金で幸せになれるとしたら」という話で、私は別の方法を模索してもいいのではないかと思っています。
景気対策としては、定額給付金として毎年50万円を全国民に配ればデフレから脱却するというマクロ経済学からの提案もあるので、その政策を数年に渡って行うという方法もいいと思います。ソフトランディングが難しそうですが・・・。
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