階段理論

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また私が勝手に名付けた理論の話です。どこかで誰かも使っているかもしれません。

「階段理論」というのは、階段のようなステップで行うことです。

販売に関しては、神田昌典さんの著書でも同様の内容について解説されています。

例えば、最初は無料の物や安い物を入手していただき、それに満足した人に次の商品を買ってもらう、というような手順ですね。

あるいは、毎月1万円ぐらい継続して支払うサービスでも、最初は毎月300円ぐらいでお試しをしてもらうとか、そんな感じです。

商売で言えば、メインの商品をいきなり買ってもらう前に、もうちょっと買いやすいものを用意する手法です。

利点としては、もちろん製品を実際に使っていただいて納得してもらえるということもありますが、人間の習性として「1度買ったところから買う」ということがあるので有利になります。

「無料でお試し(無料のサンプル)」のやり方も最近はクローズアップされていますが、それと似ているようでちょっと違う点は、「階段理論」は、文字通り「階段」なので、ステップがいくつかあります。

無料のお試し→1個500円の商品→1個3000円の商品→毎月5000円の継続商品

という感じですね。

マーケティング理論などでは、最初に売るものはフロントエンド商品、最後に売るものはバックエンド商品と呼ばれていますが、それもこのような階段式になってくると思います。

高めの値段設定で売れないものがあれば、もう少し安い価格設定の商品を開発すると良いということと、さらにもっと高い商品も開発しましょう、というポイントも大事ですね。

そして、これは商売だけでなく、スポーツや教育などにも当てはまります。

最初は興味を持ってもらったり楽しんだりする難易度の低いトレーニング等を用意して、徐々に難易度を上げていくようにするとスムーズにレベルアップが可能です。(こうやって口で言うのは簡単ですが・・・。)

まあ、いきなり本題に入らずに話をするとか、運動の前の準備体操なども同じような感じで、徐々にやっていくということです。

みなさんが知っていることなので、私が今更言う話ではないんですが(^_^;)、困っている問題があれば「ステップ」について見直してみて、どこかハードルが高くなっている点がないかを確認するといいんじゃないだろーか、っていうだけの話です。

「ちょっと敷居が高いんだよねー。」

と誰かがウワサをしているのを知ったときには、敷居を下げるのではなく、小さな段を前に置いて敷居を低く感じさせる方がいいっていうことですね。

何か困ったことがあったら細かく分けて考えていく方法については、このブログでも以前話をしましたが、それにも似ているかもしれません。(^^)

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