「ルール」とは何でしょうか?
日本語だと、「規則」とか「約束事」、「決めたこと」「決め事」などでしょうか。「暗黙の了解」なども「ルール」に入るかもしれません。
「ルールは何のために存在するのか?」
という質問には、けっこう色々な答えがありそうです。
「お互いにスムーズに何かを行うことができる」
「善悪の判断基準」
「本人の安全のため」
「やって欲しくないこと、やってはいけないことを明示する」
「やるべきことを明示する」
「うまく行くやり方を明確にする」
などなど、たぶん複数の人たちで話し合えば10個や20個は軽く出てきそうです。
そうしたときに、意見として出てくるかどうかは不明ですが、
「誰かを怒るため」
「誰かを罰するため」
という理由はどうでしょうか?
出てきましたか?本来の目的と違っている気がする表現ですよね?
「ルールがなぜ存在するのか?」
クエスチョンマークが多くなりましたが(^_^;)、ルールについて考えたときに、本来は「誰かを守る」とか「うまく行くように」とか、善意から生まれたものだと思います。
「ルールを守らない人には罰を!」
というのは、ルールを運営する上で必要な考え方だとは思いますが、ただ単に罰を与えるだけでルールの見直しをしないというのは良くないと思います。
そもそも、誰も罰則を与えたくありません。ルールを守って欲しいだけです。
もし、「約束を破ったら罰を与える」という言葉を相手に伝えるのであれば、その前にルールを破りそうなポイントがあらかじめ予想されるのあれば、相手と一緒に対策をしておくべきです。
ルールを破ったときに罰を与えても、お互いにイヤな気分になるだけですし、むなしさも残ります。
また、そうやってもルール違反があった場合には、
「その人は、どうしてルールを破ったのか?」
について考えれば、
「ルールが知らされていなかった」
「ルールの目的が伝わっていなかった」
「ルールの必要性が本人にはわからなかった」
「知っていたけれども、そのとき他の理由で破ってしまった」
など、それなりに理由があると思います。
ルール違反をした人だけが悪いのではなく、ルールを作った人や運営している人にも落ち度が無いかを考えたり、その人がルールを破った原因について手助けできなかったのか等々、本人だけでなく周囲の人みんなで考えるべきですね。
ルール自体が意味不明とか、不要な場合もあります。
なぜか、「ルールを守らない人には罰則」という単純な話だけを聞くときがあります。
学校でも職場でも、「ルール」については当事者みんなでよく考えることが大事ですね。
スピード違反で免停を2回の私は、まずはルールを守ることから始めなくてはいけませんが・・・。(^_^;)
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