今月も紹介します。
気がつけば、もう3月ですね。
日経トップリーダーは、読み始めてから10年以上は経っています。心がくじけそうになったときにも、ずいぶん助けられました。周囲に理解者がいないときでも、同じように頑張っている人たちを知ることができましたし、ノウハウやビジネスのヒントもずいぶんいただきました。
経営者であれば、必ず毎月読んだほうがいいと思います。この本が必要無いのは、安定収入があって何かにチャレンジする気持ちが無い人ですね。それはそれで良い人生だと思います。(^^)
さて、今月号は「このまま消えてしまうのか? 町工場の未来」です。
「2008年から09年にかけて、3万件近くの中小製造業(4人以上)がなくなり、約70万人もの雇用が失われた。これは静岡市の人口とほぼ同じ規模に当たる。」
という出だしで始まります。とても衝撃的な話です。東京の大田区と大阪の東大阪市でも工場は激減しているそうです。
そんな中で頑張っている「痛くない針」の岡野工業やオーダーメードのバネを作っている東海バネ工業をはじめ、いくつもの会社の経営トップの方のお話が紹介されています。単なる状況説明ではなく、うまく行っているポイントなどがあるので役に立ちます。
実際的なビジネスのヒントがたくさんあるので、いつもながら読み応えがあります。
それに加えて星野リゾートのブランディングの話も興味深いですし、山田日登志先生のカイゼンの話も実際的なポイントが紹介されていていいですね。
「経営悩み相談」で、「新卒者と経験豊富な中途採用とどちらを優先すべきか」という話も「確かにそうだな」と思うところがあります。
私はよく、「うまく出来ている人から学べ」と言うときがありますが、この本にはそういう「うまく行っている人のやり方、考え方」がたくさん掲載されています。
また、単に形だけ整えて本の形にしたものと違って、「伝えたいものがある」という気持ちから作られている本だと思いますので、ほどよい緊張感も感じられます。
情報の早い月刊誌でタイムリーな話題が満載なので非常に役に立つ本でオススメです。
一口に不景気と言っても、確実に伸びてる業界(業種)はある訳で、その違いは何かと考えると、創意工夫と情熱ではないでしょうか?
『学ぶ事は真似る事』であり、最初は他人の見様見真似であったとしても、失敗を懼れず、『守破離』の気持ちを持って、不断の読書・体験・反省・思索をし続ける事が必要不可欠であると考えています。
>fotografiaさん、っていうか岡ちゃん、っていうか団長さん
ほんとに、相違工夫と情熱ですねーー。
頑張りましょう!(^^)