最近、特に芸能人の行動や寄付の金額、あるいは災害に対する考えや行動を見て、
「こういうときに人間性って出るよね」
「こういうときに人間性ってわかるよね」
という表現を聞くことがあります。
確かに、それはそうなんですが、
「芸能人の○○さんはあれだけ寄付したのに、○○さんは少ししか寄付していない」
という話になっていたりします。
それはそれで事実ですが、それぞれの事情もありますから、それについて評価をしてもしょうがない気がします。
「こういうときに人間性ってわかるよね」
という言葉には、どちらかというと否定的なイメージがある場合が多いのではないでしょうか。
誰かの批判をしても何でもいいんですが、
「他人を批判すると、自分の行動について自分を縛ることになる」
と思います。
つまり、
「自分もそれなりの金額を寄付しないといけなくなる」
とか、
「批判の対象の人よりも自分の方がきちんとしているということを周囲にわからせる」
というような必要が出てきませんか?
あまり考えていない場合もあると思いますが、他人だけを批判して自分はやっていないという場合、あとで自分自身が反省する事態になってしまうかもしれません。
人間、そんなに真面目にきちんとできるものでもありませんよね。
それと、よく話を聞いてみると違う形で何か行動をしていたり、特別な事情があったりもしますので、その場合には批判をした人が批判されることになる場合もあり得ます。
そんな感じで、寄付の金額や行動だけで人間性がわかるものでもないと思うので、
「○○さんは偉いよね~」
ぐらいの感じで普通に褒めてあげたり、
「○○さんは少ないんだね」
という一言でも伝わるものはあるのでそこで終わりにしてあげてもいいのではないかと思ったりします。
特にこういう災害が発生して緊急性の高い場合には、「あの人も心配しているんだ」という一言ぐらいにして他のやるべきことを考えていくっていう感じでいかがでしょうか。
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