きのうの「日本経済復活の会」からの話です。
まずは、これ。
先日、このブログでも話題にしましたが、「復興国債」を10兆円発行し日銀に引き受ける話がボツになりました。日銀は「通貨の信認が失われる」とか「経済の安定」と言いますが、すでに経済が安定していない状況が何年も続いています。
そして更に、抽象的な話。
アメリカのFRBバーナンキ議長は数字を使って話をしています。コンピュータの発達した時代には、数値を示して話をするのは当然だと思います。人情とか愛情の話は数値を使うのは遠慮していただきたいのですが、経済の話はイメージな感じの言葉はやめるべきではないでしょうか。
国が良い状態であればイメージでアバウトな感じでもいいのかもしれませんが・・・。
さて、「円の信認」ということを気にする人も多くいます。それは当然ですね。しかし、日本が沈没しそうな状態では、円を含む日本に対する信認が無くなります。
日銀券発行残高と物価のグラフもあります。全部、小野先生が作ったもので、私は「すごいなー」と思ってここで紹介しているだけなんですけど、こういう話は伝えていきたいと思っています。
このデフレの中、ずーーーーっとデフレよりもインフレを警戒している人達によって緊縮財政が続いています。さらにこの震災後も緊縮財政の状態です。それをなんとか積極財政にしなければいけません。
戦後のインフレの原因についての考察がこれです。
終戦後の電力不足も大変で、基幹産業を積極的に強化したそうです。
次は、GDP(GNP)に対する国の借金のグラフです。戦後復興で積極財政に転換後、借金が減った様子です。「財政非常事態宣言」は、突然政府が言い出したことで、その後の数字を見ると、あのときは特に非常事態では無かったことがわかります。
そして、関東大震災の後の話ですが、高橋是清さんによる積極財政が行われたときの話です。
「やればできるんです!」
という感じですね。
公共投資が年々減っている様子がわかるグラフです。おそらく、今回の震災後に道路などを直すために公共投資の金額は上がるはずです。しかし、総額を固定していればこのグラフのまま下がっていくのかもしれません。
公共投資が少なくなった理由は、「公共投資が必要ない」ということではなく「財源が無い」ということです。
しかし、過去のブログでも書いていますが中国やアメリカは政府が税収に関係なくお金を産み出して公共投資をして景気を回復しようとしています。
私は積極財政の大切さを理解している国会議員を応援していきたいと思います。
こうして熱く語った次の日のブログが「ハートのアクセサリーが可愛いんです」とかになったりしますが、複数の書き手がいるわけではありません。こういう感じのブログなんです・・・。
とにかく、政府の方々は高速道路の料金とか子ども手当など、財源を捻出するためのやりくりを考える時間があるなら、すぐに復興国債を発行し、日本全国の地震対策や景気対策にめいっぱい力をそそいでいただきたいと思います。
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